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面白かった。ほとんど前作を忘れかけていたが、本作単独でも楽しめる作り。だからWOWOWで放送されていたドラマ版を見ていなくても、楽しむことが出来た(かなり血まみれではあるが)。つまりは映画作りが上手いということだと思う。もちろん見ていれば、唐突に登場した人物もわかって、より楽しめるのは間違いない。そして、また終わらないのかーい。次は樺太? 劇場版の前作に比べると、ギャグが多くなっているような気はした。ボクは原作を読んでいないのでわからないが、漫画的にはギャグが多いのではないかと思う。だとしたらより原作に近いのかも。ただ、ボクはかなり笑えたが、劇場で笑っている人はほとんどいなかったため、恥ずかしくて声を立てて笑うことが出来なかった。なんで笑わないの? 笑えないシチュエーションじゃないと思うんだけど。杉元は、風呂でも軍帽を脱がないのがおかしかった。 前作とのちょっとした違いは、監督が違うからかもしれない。脚本は同じで黒岩勉だが、前作の監督は「HiGH&LOW」シリーズの久保茂昭で、本作はTVドラマの監督が多い片桐健滋。ちなみにアクション監督も替わっていて、前作は「キングダム」シリーズも手がける大ベテランの下村勇二で、本作はTVのヒーローものを手がけてきた和田三四郎。監督たちはTVドラマ版も手がけているが、本作公開前に地上波で総集編が放送され、それを見た感じは映画版とは違うかなというもの。具体的にどこというより、雰囲気がTVドラマっぽい感じ。同じキャスト、同じ舞台でも違うんだなあと。ひょっとしたらカラリストなどの人たちが、劇場のスクリーンに合わせて調整をしているからかもしれない。それでも雰囲気が変わる。いずれにしても、ぜひ同じ劇場レベルで次作も作って欲しい。 本作で良いなと思ったのは、アイヌの占い師女性を演じた高橋メアリージュン。アイヌ・メイクかピッタリはまっていて、違和感なし。最初誰だかわからなかった。TVのバラエティなどで見る姿とは違って、役者としてとても良かったと思う。意外なところでは、第七師団の兵士を演じた稲葉 友が、コンタクトレンズで黒目を小さくしていたのか、これまたイッている感じが素晴らしかった。 主要なキャラクターにはそれぞれ見せ場が作ってあり、ある種、群像的でもある。なにより、これだけキャラクターがたくさん出てきて、それぞれ強烈かつ個性的だと、見せ場を作らないではいられないだろう。それが散漫にならずに上手くまとめられていて、凄いなあと。 銃は、主人公の杉元と第七師団が三十年式小銃(と、よく似た三八式歩兵銃)。監獄の看守たちがモシンナガンM1891。盲目の脱獄囚はモーゼルC96(ストックも使う)。第七師団が使うマシンガンは、保弾板を使うたぶんホッチキスMle1897。ちゃんと薬莢が飛んでいた。第七師団の鶴見中尉はウインチェスターM1897ショットガン。土方はレバー・アクションを持っていたが、ちょっと変わった感じだったのに見逃してしまった。1つ気になったのは、みな撃っても反動が全くなく、ちゃんとボルト操作などこまめにをやっているのにおもちゃっぽく見えてしまっていること。大砲さえも無反動。まったく迫力がないのが残念! 銃器特殊効果は今回もBIG SHOT。 公開3日目のATMOS上映初回、日比谷の劇場は17〜18分くらい前に着いたらすでに開場済み。観客層はやっぱり中高年で、最初15人ほどいて男性は1/3ほど。女性の方が若めなのもいつもどおり。徐々に男性も増えていったが、最終的には4対6くらいで女性の方が多かった。小学校低学年くらいの男の子を連れたファミリーも1組いたが、暴力表現とか大丈夫なのだろうか。9席×3列のP席はほぼすべて埋まったが、一般席386席は3.5割から4割行ったかどうかというところ。うむむ。 10分くらい前からシネマ・チャンネル。終わって半暗になり、CM、非常口案内でランプが消え、ちびゴジラの本予告。最後にマナー、忘れ物注意で暗くなり、映写機のマスクはそのままでATMOSの幾何学模様デモ。そして足元注意、枠付きの映画泥棒、映倫で、東宝・WOWOW・集英社のロゴから始まる本編へ。 入場者プレゼントで、この映画のために新たに書き起こされたらしい野田サトル画のA5サイズのカード(カラー/モノクロ)をもらった。 |