2026年4月12日(日)「ダーティ・エンジェルズ」

DIRTY ANGELS・2024・米/ブルガリア・1時間44分

日本語字幕:丸ゴシック体下、平井かおり/シネスコ・サイズ(ビスタに上下マスクで上映。IMDbでは2.35とのみ)/音響表記なし(IMDbにもなし)
(米R指定、日R15+指定)

公式サイト
https://klockworx.com/movies/dirtyangels/
(情報少、全国の劇場案内とリンクはあり)

74点

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 フィクションでも、ノンフィクションでも、映画ではよくある人質救出作戦映画。その決死隊のメインが女性というのも、最近だと実話の映画化「レッド・スネイク」(Soeurs d'armes・2019・仏/伊ほか)で描かれていたので、特に新鮮味はない。しかも重なる部分も多い。

 それでも描き方でハラハラドキドキの戦争映画にはなるかなと。かなり怖い。ISISの恐ろしさ、残忍さがリアルに描かれている。ただ、いかんせん、主人公のキャラクターが悪すぎ。女ランボーみたいなタフな女性兵士として描きたかったのだろうが、度を過ごしてしまった感じ。IMDbではわずかに4.6点の評価。

 アフガニスタンのことはほとんど報道されることがないが、現在、こんなことが起こっているらしい。タリバンとISISの覇権争い。そんなところへまたアメリカ軍が入っていったら、という話。暴力満載で、表現もかなりえげつない。ISISの人質の首を刃物で切る処刑映像もリアルに再現されている。そして、ビルの屋上から突き落とされる女子高生が地面に激突するまでを1カットで見せるなど恐ろしくも斬新なカットもある。かなりショッキング!

 主演のエヴァ・グリーンはもともとミステリアスな雰囲気を持った人で、悪役の方が多いイメージ。おそらく本作では役作りのためトレーニングを積み、体も絞ったのだろう、さらに精悍な感じがプラスされている。有名な出演作は「007/カジノ・ロワイヤル」(Casino Royale・2006・米/英ほか)で、その監督が本作の原案と監督でもあるマーティン・キャンベル。

 銃は、ISISがAKMやAKMS、冷血なボスがベレッタ92、ピックアップ・トラックにはPKMの車載型らしいマシンガン、ついでにRPG。武器庫のようなところには、4連装の対空機関砲もあった。アメリカ軍はM4カービン。エヴァ・グリーンはグロック。闇マーケットで仕入れたという狙撃銃は単発の中折れ式で、シルバーの機関部に彫刻入りという高級ハンター仕様。

 アフガニスタンはまだタバコが多いようで、女子高生たちもトイレで隠れて吸っている。そしてフィーチャーされているロックバンドがステッペンウルフ。エンディングでかかった曲はたぶんそれ。歌詞の訳が出て「殺戮の場に来いよ」とか、かなり過激だったのね。替え歌? 恐っ!

 公開2日目の初回、品川の劇場は11〜12分前の開場。観客層はほとんど高齢男性で、あと中年男性。最終的には117席に20人いたかどうか。女性は2人くらいいたかも。11席×1列のP席には誰も座らなかった。まあ、こんなものかなあ、ファミリー層の多い劇場だし。見る方としてはとっても気楽。ありがたい。

 スクリーンはビスタ・フルで開いていて、8分くらい前から案内の上映。明るいまま予告へ。暗いシーンがよく見えない。途中でマナーを挟み、さらに予告が続いて、劇場の案内へ。非常口案内でランプが消えて、ようやく半暗に。IMAX案内から本予告? ラストにマナー、上下マスクの映画泥棒、映倫で暗くなり、上下マスクで、クロックワークスのロゴから始まる本編へ。


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