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「1」は29年も前なのでほとんど覚えていないが、たぶん雰囲気は前作を上手く踏襲していて、真犯人、黒幕は誰かという部分に力を入れている。そこが面白く、またホラー映画のルールというか定番要素を取り上げているところも良い。「1」のキャストも再集結し、デジタル技術で残酷シーンをよりリアルに過激にしつつ、AIという最先端技術もしっかり取り込んでいる。怖いことは、怖い。 ただ、やっぱり脅かす部分は音。その場にない大きな音がして、驚かせる。怖いじゃなくて、ビックリ!。やっぱりお前もか。せっかくホラー映画のルールに踏み込みながら‥‥。まずはおバカな若い男女が現れて殺される。その方が観客が罪悪感のようなものを感じなくて済むということはあるが、定番どおり。やっちゃいけないということをやる者も殺される。スクリーム・クイーンも出てくるし、ファイナル・ガール(最後の生存者)も出てくる。さらには、一度やられてもまた立ち上がってくるということを捉えて、頭を撃ってとどめを刺せと、繰り返し言う。しかしそれができなくて定番どおりの展開となる‥‥ バカなのか、と。 あと、やり過ぎと思ったのは、母と年頃の娘の関係性。ティーンエイジャーの反抗期で対立するが、踏み込みすぎて、こんな大事件が起こっても関係性が改善するとは思えないこと。事件は解決しても、母と娘の関係は改善しっこないという感じ。だから映画が終わってもスッキリしない。 やっぱり怖いのは、死んだはずなのに電話を掛けてくるステューを演じたマシュー・リラード。この人は怖い。最近「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」(Five Nights at Freddy's・2023・米)はともかく、「サンキュー、チャック」(The Life of Chuck・2024・米)に出ていて、怖い役じゃなかったけど、懐かしいなあと思っていたら、やっぱりこの人は怖かった。出番が少ないのに! シリーズでずっと主人公を演じているネーヴ・キャンベルと、TVリポーターを演じているコートニー・コックスはともに製作総指揮を務めている。それで「1」の雰囲気を失わず、オリジナルのキャストも集まったのかも。驚くべきは、本シリーズがきっかけ?でコートニー・コックスと結婚し、その後離婚したデヴッド・アークエットも、カメオ出演的に出ていること。 監督は、第1作からほぼずっと脚本を書いているケヴィン・ウィリアムソン。他にも面白かったSFホラーの「パラサイト」(Parasite・1998・米/メキシコ)の脚本も書いていて、「鬼教師ミセス・ティングル」(Teaching Mrs. Tingle・1999・米)では監督も務めている。本作は監督作品2本目ということになるらしい。 銃は、警察署長(シェリフ?)がグロックを使用。主人公のシドニーがお店に護身用としておいていたのがベレッタ92のシルバー・モデル。 なんと独特のマスクはゴースト・フェイスという名称で登録商標となっているらしく、エンド・ロールでそのマークが出る。日本でもパーティー・グッズ的に良く見かけるし、そっちの方で儲かっているんじゃないの、という感じ。 公開2日目の初回、池袋の劇場は20分くらい前に開場。観客層は若い人もわりと多く、中年層がメインという感じ。最初男性6人、女性4人というところ。最終的には119席に30人ちょっとの入り。女性は10人いたどうか。まあこんなものか。 10分くらい前からシネマ・チャンネル。終わって半暗になり、CM、非常口案内でランプが消え、ちびゴジラの本予告。ラストにちいかわのマナー、忘れ物注意で暗くなり、映写機のマスクが左右に広がりフル・サイズへ。足元注意、フルの映画泥棒、映倫で、TOWA/東宝のロゴから始まる本編へ。 |