2026年6月27日(土)「Michael/マイケル」

MICHAEL・2026・米/加・2時間07分

日本語字幕:丸ゴシック体下、岡田綾平/日本語字幕監修:高橋芳朗/ビスタ・サイズ(ドルビーVISION、Optimized for IMAX。IMDbでは1.85、Canon Scoopic 16、Panavision Panaflex、Sony CineAlta Venice 2、一部フィルム)/ドルビーATMOS(IMDbでは、ドルビー・デジタル、ドルビー・サラウンド7.1、IMAX 5.0、IMAX 6-Track、12-Trackデジタル・サウンドも)
(米PG13指定)(「HELLO! MOVIE」方式による副音声もあり。IMAX版、ATMOS上映、4D上映などもあり)

公式サイト
https://www.michael-movie.jp
(全国の劇場案内とリンクもあり)

74点

前へ一覧へ次へ
 やっぱり名曲の数々を聞いていると、自然と体が動き出す感じ。特にスタジアム・ツアーのスケール感などは圧倒的! マイケル・ファンにはたまらないものがあるだろう。ファン必見の映画かもしれない。音も素晴らしく、マイケルの高い声が美しく響き渡る。サラウンド感、臨場感はATMOS上映の方が良いかも。

 ただ、ファンのための映画ということか、伝記映画というには、スキャンダル系の話はかなり少なめ。とても良い人で、カッコイイ。そんな世界的な大スターも、裏では苦悩があったのだなあと思わせてはくれるが、悪役は父親だけ。ほかに悪い人は1人も出てこない。

 描かれるのは1966年から1988年のロンドン・コンサートまで。ジャネット・ジャクソンは存在しなかったかのように登場せず(本人の希望らしい)、またダイアナ・ロスも法的な問題とかで登場しない。ダイアナ・ロスのシーンは撮影されていたため、大幅に撮り直すことになったらしい。製作者はこれらで映画を作るのを諦めるより、削除してでも作ることを優先したということだろう。

 マイケルを演じた実際のいとこのジャファー・ジャクソンがうまくて、ボクレベルが見るとダンスも完璧。もうマイケルにしか見えない。歌声はマイケル本人とジャファー・ジャクソンの声が混ぜられているらしいが。そして父を演じたコールマン・ドミンゴが、なかなか怖くて、押しの強い感じなどとても良かった。最近だと「ランニング・マン」(The Running Man・2025・英/米)にTVの司会者で出ていた人。確かに上手かったけど全く雰囲気が違ってわからなかった。すごいなあ。

 クインシー・ジョーンズはマールボロを吸っていたのかあ。晩年まで吸っていたんだろうか。マイケルの手袋、池袋で展示されていなかったっけ? 「スリラー」とか「ウィ・アー・ザ・ワールド」のビデオ買ったなあ‥‥ いろいろ思いが溢れた。

 監督はアントワーン・フークワ。「ティアーズ・オブ・ザ・サン」(Tears of the Sun・2003・米)や「ザ・シューター/極大射程」(Shooter・2007・米/加)、「イコライザー」(The Equalizer・2014・米)などハード・アクションで知られる人。アクションがしっかり撮れる人は、普通のドラマも面白く撮れるということだろう。すばらしい。

 ちなみにエグゼクティブ・プロデューサー(製作総指揮)の多くはジャクソン・ファミリー。

 最初のタイトルは普通の感じだが、ロール前のエンディング・クレジットは1文字だけがキラッと光る演出でオシャレ。IMDbのスタッフ・リストでは、タイトルは多くのタイトルを手がけているマット・カーティス、タイトル・デザインが読み方がわからないがJarik Van Sluijsという人の名があった。

 公開16日目のATMOS上映の初回、新宿の劇場は20分ほど前に開場。観客層は若い人から中年層くらいがメインで、高は少なめ。もう見てしまったということだろうか。男女比は4対6くらいで女性が多め。最終的には481席の3.5〜4割くらい待った。9席×4列のP席はほぼ満席。しかもほとんど女性だった。意外。

 10分前からシネマ・チャンネル。終わって半暗になり、CM、非常口案内でランプが消え、ちびゴジラの本予告。ラストにちいかわのマナー、忘れ物注意で暗くなり、映写機の左右マスクのままドルビーATMOSのジャングル・デモ。足元注意、四角の枠付き映画泥棒、映倫と続いて、木下グループのロゴから始まる本編へ。


前へ一覧へ次へ