2026年8月15日(土)「レディ・オア・ノット2」

READY OR NOT 2: HERE I COME・2026・米/加・1時間48分

日本語字幕:丸ゴシック体下、永井歌子/シネスコ・サイズ(by PANAVISION。IMDbでは2.39、Arri Alexa 35)/音響方式表記なし(IMDbではドルビーATMOS、ドルビー・デジタル)
(米R指定、日R15+指定)

公式サイト
https://www.searchlightpictures.jp/movies/readyornot2
(全国の劇場案内とリンクもあり)

71点

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 いわゆるマン・ハンティング(人間狩り)映画。これまでどれだけこの種の映画が作られたことか。あえてそれに挑むとは‥‥とわかっていながら見たのは、新しい見せ方を見せてもらえるのではないかという期待から。結果、特に新しいことはなく、フツーの人間狩りスプラッター映画だった。

 技術が進歩して、残虐シーンなどはリアルを超えたスーパー・リアルになっているものの、いかんせんキャラクターが主人公たちを含めて悪い奴らばっかりというのが気になった。当然敵キャラは悪魔崇拝で悪くなければならないのだが、主人公たちまでこんな嫌なキャラにする必要はなかったのでは。どうにも応援しにくいというか、感情移入できず、最後まで距離を置いて冷静に見てしまう。これだけの血まみれの戦いを生き抜くには柔な女じゃムリということなのだろうけれど、イヤなヤツにしなくてもできたはず。ラストは、助かって良かったね、ではなくタバコ吸いすぎだろとか、この先うまく行くとは思えないね、だったりする。

 物語の構成としては、人間狩り+悪魔崇拝なので、つい最近公開された「ゼイ・ウィル・キル・ユー」(They Will Kill You・2026・米/南ア/加)とよく似ている。ただ、あちらは主人公を魅力的な人物として描いていたので、のめり込み度が違った。殺戮ショーをしっかり楽しむ(?)ことができた。本作はなあ‥‥ 主人公たちの怒声や絶叫の表情がかなりアグリーで‥‥ 映画なんだから加減は必要かと。

 最も残念だったのは、ドラマを取り込もうとして、随所に姉妹の諍いのようなものをはさんだこと。すぐそこまで殺人鬼が迫ってきているのに、今のんびりとそんな込み入った話をするか? まず逃げろよ、そう思ってしまう。

 新登場キャラらしい妹のフェイスは「名探偵ピカチュー」(Pokemon: Detective Pikachu・2019・英/加ほか)や、なかなか良かったスプラッター・ホラーの「アビゲイル」(Abigail・2024・アイルランド/加ほか)に出ていた美女、キャスリーン・ニュートン。悪魔の弁護士が、傑作少年冒険映画「ラジオ・フライヤー」(Radio Flyer・1992・米)など子役時代から活躍している「ロード・オブ・ザ・リング」(Lord of the Rings・2001・ニュージーランド/米)シリーズのイライジャ・ウッド。最初に登場するダンフォース家の怖い当主が「ビデオドローム」(Videodrome・1983・加)などの異色ホラーで知られる映画監督のデヴィッド・クローネンバーグ。その双子の子供の女性の方が、TVドラマ・シリーズ「バフィー〜恋する十字架〜」(Buffy the Vampire Slayer・1997-2003・米/日)の主人公を演じたサラ・ミシェル・ゲラー(誰かに似てるなあと思ったが気付かなかった)。

 監督は、マット・ベティネッリ=オルピンとタイラー・ジレットのコンビ。「アビゲイル」(Abigail・2024・アイルランド/加ほか)の監督コンビで、なぜあれがちゃんと撮れて本作はこうなるのか‥‥ 不思議。

 銃は、病院で刑事が持っていたのがベレッタ92。これを姉が拾って使う。人間狩り参加者の双子の妹はパーカッション・ピストル(連射?)、スペインのにやけ男がAWM系の大口径スナイパー・ライフル、その息子?がベレッタ92の改造かロングマガジンを装着したシルバーのフルオートの2挺拳銃。後半で姉が手に入れるピストル・グリップのポンプ・ショットガンはレミントン870系っぽかった。

 オープニング・クレジットは、ちょっと気付きにくいが、アルファベットの文字の一部が伸びていくという凝ったもの。この辺からお金が買っている。手がけたのはピクチャーミル。

 公開2日目の初回、新宿の劇場は20分前くらいに開場。観客層は若い人から中高年まで、意外と幅広かった。最初8人ほどいて、女性は1人。予告が始まってからも入ってくる人たちがいて、たぶん最終的には124席に30〜40人くらいの入り。30代くらいの外国人の男女3人組もいた。

 10分くらい前からシネマ・チャンネル。終わって半暗になり、CM、非常口案内、ちびゴジラの本予告。ラストにマナーと忘れ物注意で暗くなり、映写機のマスクが左右に広がって、フル・サイズのシネスコに。足元注意、フルの迫力の映画泥棒、映倫と続いて、FOXサーチライトに別の曲が載ったロゴから始まる本編へ。


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