2026年8月17日(月)「オークストリートの異変」

THE END OF OAK STREET・2026・米/加/豪・1時間40分(IMDbでは1時間39分)

日本語字幕:手書き風書体下、野口尊子/シネスコ・サイズ(FILMED FOR IMAX。IMDbでは1.90または2.39)/ドルビー(IMDbではドルビー・デジタル、ドルビーATMOS、IMAX 6-Track、12-Trackデジタル・サウンドも)
(米PG-13指定)(日本語吹替版、IMAX版、4D上映、ATMOS上映などもあり)

公式サイト
https://oak-street.jp
(情報少、全国の劇場案内とリンクはあり)

74点

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 最初、極秘プロジェクトなどと予告していた割には、予告から予想できたとおりの設定で始まる物語。サバイバルという展開も予想どおりながら、結末は意外な方向へ。ただパターンではあって、説明もなく、強引ながら、こう来たか。すっきり、さわやか、めでたしめでたしというエンディング。最近は酷い終わり方の作品が多かったような気がする中、それが心地よかった。超リアルな恐竜映画で、ファミリー・サバイバルで、バック・トゥ・ザ・フューチャー的味付け。新し味はないが上手い!

 まあ、とにかく恐竜の存在感がスゴい。どうやって撮ったんだろう。まるで実際に実物大で動くものがいて、一緒に撮ったよう。リアル! コメディの要素もありながら、結構怖い! この怖さこそがキモであり、さらに新たな解釈である体表が毛で覆われた感じも取り入れ、レベル・アップした感じ。大量のウンコや、まぐわっている姿(この監督だから?)などもあらたな表現として面白い。生き物なんだからあるだろうと。

 舞台は1982年で、アメリカが日米貿易摩擦などにより経済が悪化していた頃ということもあり、夫は会社をクビになっていて、妻は小説家として自立しようとしていて、家庭不和のまっただ中。離婚の危機かという状態。それでもそれをヘビーに描かず、サバイバル話からブレることなく、家族全員が力を合わせなければ生き残れないというリアリティの味付けとして使っている。バランス感がちょうど良い感じ。

 あまり血が飛び散ったりはしないが、足が食われたり、頭からパックリいかれたりはする。そうでないと襲われる怖さが出てこないだろう。ただアメリカのレイティングはPG-13なので、残酷すぎることはない。

 手前の人物と奥の人物の両方にヒントがあっているというショットが多用されていた。これはつい最近も「THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女」(The Mummy・2026・アイルランド/米/西/加)で使われていた手法で、あちらは画面中央に境目ができる「スプリット・ダイオプター(レンズ)」を使ったものだったのに対し、本作は境目ができていなかったので「ティルト・レンズ」を使ったのではないかと。ただ、使いすぎの感があったのと、あまり効果的であったようには思えなかった。

 監督は、製作も脚本も兼ねるデヴィッド・ロバート・ミッチェルという人。「神は銃弾」(God Is a Bullet・2023・米)のマイカ・モンローが主演した低予算のインディーズ・ホラー「イット・フォローズ」(It Follows・2014・米)で注目された人。精神を病んでいる人のヒッチコック・タッチ・ミステリー風トンデモ映画「アンダー・ザ・シルバーレイク」(Under the Silver Lake・2018・米)も撮っている。そこから本作とは意外な展開。普通の映画も撮れるんじゃん。

 銃は、妻が使うのがウインチェスター1894っぽいレバー・アクション。隣の家の男が使うのがS&Wのミリタリー&ポリスらしいリボルバーの4インチ。図書館に勤めているオバサンが使っていたのは水平二連ショットガン。

 公開4日目の平日初回、日比谷の劇場は15分くらい前に着いたらすでに開場済み。観客層は中高年がメインで、徐々に若い女性もチラホラ。男女比は半々くらいで、最終的には388席に25人くらいの入り。まあ平日はこんなものだろう。ただ9席×3列のP席には6人くらいが座った。こちらはちょっと意外。

 10分くらい前からシネマ・チャンネル。終わって半暗になりCM。非常口案内でランプが消え、プレミアム・シアターの案内の後、ちびゴジラの本予告。終わってマナー、忘れ物注意で暗くなって、映写機のマスクが左右に広がってフルのシネスコに。そこからTCXのデモ、重低音が響く幾何学模様のドルビーATMOSデモと続いて、足元注意、迫力のフル・サイズ映画泥棒、映倫で、TOWA/東宝のロゴから始まる本編へ。


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