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面白かった。痛快スパイ・アクション的大活劇。雰囲気としては同じガイ・リッチー監督の「アンジェントルメン」(The Ministry of Ungentlemanly Warfare・2024・米/英/トルコ)に近い感じだが、ジェイソン・ステイサムが主演した「オペレーション・フォーチュン」(Operation Fortune: Ruse de Guerre・2023・英/米/中ほか)をベースに、「アンジェントルメン」の風味で、「コヴェナント/約束の救出」(The Covenant・2022・英/西/米)のスパイスを利かせた感じ。まあ、ガイ・リッチー印の活劇集大成というところだろうか。同じ味と言えば同じ味だが‥‥。 銃をぶっ放す戦闘シーン満載のアクションながら、スパイ映画的にいかに凶悪な敵を追い詰め、また追撃を逃れるか、頭脳戦的な戦いも楽しめる。いくつもの脱出ルートを用意しつつ、次々とピンチに陥って、ハラハラ、ドキドキ! さらにスゴいのが、それらのプランB的な作戦もすべて手の内を明かしながら、プランどおりにいかず、それでもキッチリと逃げ切ってみせるところ。手の内を明かしているので、それが失敗するのではないか、打ち破られるのではないかと、かなり怖い! 悪党がトンデモなく悪くて良いのは当然として、対する美人弁護士も、若いのに老練な感じで、少しも相手に気後れすることなく堂々と渡り合うバリバリのやり手というところが実に良い。はるかに強そうな男たちが、マムとかボスと呼んで唯々諾々として従っているというのも面白い。 物足りないところがあるとすれば、それは感情というかドラマの部分。それぞれの人物の人柄を描くようなエピソードがなく、戦闘などで命を落としても感情が湧いてこない。客観的に見てしまう。狙いなのかもしれないが、97分しかないのだから、その辺を描いてもう少し長くしても良かったのではないかと思ってしまった。 とは言え、メインとなる3人はとてもカッコいい。こうありたいと思う常に落ち着いた態度。何が起きても冷静に対処し、決して慌てない。センスが良く、プロの技を持っている。特に男2人、ジェイク・ギレンホール(サングラスがキマってる)とヘンリー・カヴィルがイイ。ジェイク・ギレンホールはガイ・リッチー監督の「コヴェナント/約束の救出」に出ているし、ヘンリー・カヴィルは「アンジェントルメン」に出ていて、いわばガイ・リッチーファミリーか。2人とも銃の扱いも含め、とてもプロっぽい動きを見せている。素晴らしい。もちろん弁護士役のエイサ・ゴンサレスも「アンジェントルメン」に出ているファミリーの1員。 銃は、悪ボスの部下の殺し屋がサプレッサー付きベレッタ92シルバーを使用。調達屋が2人のために用意した銃は、スナイパー・ライフルがスコープ付きのFN SCAR-Hらしいアサルト・ライフル、G36やSG552らしいアサルト・ライフル、UMPらしいサブマシンガン、M4というよりXM177っぽいショートAR、HK33かHK53っぽいショート・アサルト・ライフル、MP5K、ハンドガンはFNX-45タクティカルっぽいオートなどなど。メインの2人はちゃんとマガシン・チェンジしている。ほかにカール・グスタフらしい無反動砲も使う。敵はヘリに積んだミニミや、リボルバー型のグレネード・ランチャー(ミルコール?)も使用。 2人が侵入した部屋に三猿の置物があって、聞か猿に盗聴器を仕掛けるのが面白かった。 公開2日目の初回、近場で一番スクリーンの大きそうな池袋の劇場は、27〜28分くらい前に開場。次の回は黄色表示で残席わずかだったが、初回は余裕。最初7人ほどいて、中年女性1、若い男性1のほかは高齢男性。その後、若い女性や中年男性も来たが、メインは高寄り中年男性=オヤジ系。女性は意外にも3〜4割くらいに。最終的には121席の8割くらいが埋まった。正直、もうちょっと大きなスクリーンで見たかったなあ、大爆発もあるアクション作品なんだから。 10分くらい前からシネマ・チャンネル。終わってTOHOグループの紹介で半暗になりCM。非常口案内でランプが消え、轟音シアターとプレミアム・シアターの紹介があって本予告。ラストにマナー、忘れ物注意で暗くなり、映写機のマスクが左右に広がってフルのシネスコに。足元注意、宇宙刑事ギャバンと仮面ライダーの映画泥棒のあと、AMGのロゴから始まる本編へ。 |