2026年9月12日(土)「オペレーション:カブール 極限救出48時間」

SARKANYOK KABUL FELETT・2025・ハンガリー(IMDbでは英/米)・1時間37分(IMDbでは1時間36分)

日本語字幕:丸ゴシック体下、高山舞子/シネスコ・サイズ(撮影機材の表記無し。IMDbでは2.39)/音響方式の表記無し(IMDbにも無し)
(ハンガリー16指定)

公式サイト
https://operationkabul.ayapro.ne.jp
(音に注意。全国の劇場案内とリンクもあり)

74点

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 ハンガリー映画は初めて見たかもしれない。そのレベルはハリウッド作品と何ら変わらない感じ。本作は、最初に出るようにハンガリー政府とハンガリー軍が協力しているだけあって、スケールが大きく、予算も掛かっていて、本物の最新(?)装備も使われていてリアル。ハンガリーはNATOに加盟しているから、兵器もほかのヨーロッパ諸国とそれほど大差ないんだということが良くわかった。

 ちょっと雰囲気としてはブルース・ウィリスが主演した「ティアーズ・オブ・ザ・サン」(Tears of the Sun・2003・米)と似ている気もする。最近だとエヴァ・グリーン主演の「ダーティ・エンジェルズ」(Dirty Angels・2024・米/ブルガリア)など、舞台もアフガニスタンだし。本作は実際のハンガリー軍による救出作戦「シャーマン作戦」に基づいているところが新しい感じ。アメリカ軍ではなく、ハンガリー軍というところがユニーク。ダイアン・クルーガーが出た「スペシャル・フォース」(Forces Speciales・2011・仏)もフランス軍の救出作戦で興味深かったけど。

 良くある内容ながら、史実に基づいていて、ハンガリー映画だという点が興味深い。最初に出る献辞のような文字では「作戦で犠牲になった7名の兵士に捧げる」というようなことが書いてあったと思うが、劇中、負傷者は出るが、死傷者が出るシーンはない。ただ、飛び立った飛行機から人が落ちるようなシーンはあるが……。

 アフガニスタンから脱出しようとして人々がゲートに殺到するとか、名簿にある人だけしか乗せないとか、アクションものによくあるパターンながら、かなり予算も掛けられていて、しっかりとまとめられていて、レベルというか完成度も高い。

 メイン・キャラの中尉を演じたガボール・ヤスベレーニという人は、ちょっとリーアム・ニーソンの雰囲気もある二枚目で、なかなか良かった。タリバンは冷酷で狂信的、何をやるかわからない感じで恐ろしく敵としてわかりやすかったが、それと対する政府軍というのもなんだかよくわからず、恐ろしい感じがあって、正直見分けが付かなかった。それで、とにかくこの国から脱出しないと危ないという感じはしっかり伝わってきた。

 兵器としては、ガゼールやミル・ハインドなどのヘリコプターや、ドイツのレオパルト初期型らしい戦車、アメリカのハンビーの後継に相当するようなアーマード・ヴィークル、ギドランらしい軍用車両(なかなかアメリカ軍を描いたハリウッド作品では出てこないが、「アンブッシュ」(Al Kameen・2021・UAE/仏/米)でもUAEの装備として出ていた)、そして輸送機などが登場。

 銃は、ハンガリー軍の制式銃CZ BREN 2。EOTECのサイトを載せ、サウンド・サプレッサーも携帯していた。ナイトビジョンはヘルメットに装着する双眼タイプ。ハンドガンはグロック。他の国の部隊ではM4カービン系(サイト無し?)も使っていた。スチールを見るとドイツ兵はスプリングフィールドのブルパップHellionを持っていたらしい。アーマード・ヴィークルにはM2マシンガン。タリバンなのか政府軍なのか良くわからなかったが、現地兵はAK系やM4系が入り交じり、AK系はハンガリーだとAKM-63やAMD-65あたりか。マシンガンはPKMに加えてMG42の戦後モデルMG3もあったような。リボルビング・グレネード・ランチャーはツァスタバあたりだろうか。どこの軍のものかわからなかったが救出に向かったヘリには機関砲が搭載されていたようで、連射がドスドスといった感じで重くゆっくりのサイクル。トレーサーも混じっているのが、どうやって撮ったのか、CGか。レベルが高い。

 リアルだなあと思ったのは、空港に軍が入ってすぐ、兵士たちの頭にパラパラと何かが降ってきて、ヘルメットを脱ぐなと。見れば弾丸の形をしていて、ゲートで警備兵が空に向けて撃っているのだという。

 ちなみに、劇中、イタリアを揶揄するような表現もあったが、ハンガリーとは仲が悪いのだろうか。

 公開2日目の初回、日比谷の劇場は15分前に劇場がオープン。ちょっと遅れて着き、トイレに行ってきたらすでに開場済み。観客層は、遅れて若い人も少し来たが、メインはやっぱり中高年。男女比は、最初15〜16人ほどいて女性は4人くらい。最終的には146席に7割いったかというくらいの入り。8席×1列のP席には2人座ったかな。

 シネマ・チャンネルのあと半暗になり、CM。非常口案内からランプが消えて、ちびゴジラの本予告。ラストにマナー、忘れ物注意で映写機のマスクが左右に広がってフルのシネスコに。足元注意、左右マスクの映画泥棒、映適マークで、AYA PROのロゴから始まる本編へ。


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