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横溝正史原作の「八つ墓村」は何回映画化されたことだろう。今さら映画化するということは、新たな切り口でということになるのだろう。本作は、ミステリーというよりは、清水崇監督ならではのホラーな「八つ墓村」に仕上がっていた。つまり印象としては「犬鳴村」(2019・日)とかの「○○村」シリーズの1本という感じ。そこが良いかどうかは意見の分かれるところだろう。ボクは、ホラーとしてはなかなか怖くて良かったと思うが、「八つ墓村」かと問われると、うーむ‥‥ たぶんボクは1977年の野村芳太郎監督・渥美清=金田一耕助版は見ていると思うのだが、さすがに記憶があいまい。ただ懐中電灯を頭に縛り付けた山崎努の「たたりじゃあ」走りがあまりにインパクトが強くて、それだけは記憶に残っている。本作もそのシーンはなかなかの怖さだった。遠藤憲一、さすがに怖い! 残念なのは、金田一耕助にほぼ存在感がないこと。あえて言えば、いなくても物語に何ら支障はないほど。むしろ、人捜しを頼まれただけで、なぜまだいるの?って感じ。せっかく尾上松也を使いながらもったいない。 事件の舞台となる田治見家のお屋敷、どこかで見たことあるなあと思ったら、1977年版の「八つ墓村」のときと同じところで撮影されているらしい。50年前と変わらないなんて‥‥。 コウモリがたびたび出てきていたが、それほど不気味な感じでもなく、それよりは田治見家の双子のおばあさんの強調された白目が怖かった。それと、村中に飾ってあったりした不気味なお面が「ソウ」(Saw・2004・米)シリーズの腹話術人形に似ていた気がしたのはボクだけか。 銃は、「たたりじゃあ」騒ぎの時に使われていた猟銃はポンプアクションのように見えた。または単銃身ショットガンか。警察官はチーフ・スペシャルのようなリボルバー。 公開2日目の初回、新宿の劇場は15分くらい前に開場。しかし上の階へエスカレーターで上がるのに時間が掛かり、入場した時にはすでに予告が始まっていた。観客層は中高メインのやや高寄り。女性は1/3くらいいただろうか。その後、若い人も少しだけ来て、最終的には232席に3.5〜4割くらいの入り。時間が早めの割には良い方か。 スクリーンはフルのシネスコで開いていて、入った時は劇場案内のようなものが流れ、その後予告に。途中で前方が暗くなり、左右マスクの映画泥棒、映適マークがあって、本予告? ラストに劇場からのお願いで暗くなってマナー、映写機による左右マスクのまま富士山の松竹ロゴとSONYのロゴから始まる本編へ。 入場者プレゼントで、ちょっと怖い感じのハガキ大「八つ墓村カード」?みたいなものをもらった。 |