アラスカの全人口は55万人ほどだそうですが、やはり大都市であるアンカレッジ(人口は約26万人)やフェアバンクスに集中しています。日本の4倍ほどもある広い土地にたった55万人です。ほとんどは誰も住んでいない原野といってもいいほどです。
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タイガの原野が延々と広がる
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私はアンカレッジしか知らないのですが、市内にも日本食レストランや、日本の食材を扱うスーパー・マーケットがあります。だぶん4番街にある「クマゴロー」が一番有名なのではないでしょうか。ラーメンと餃子が日本と同じ味で、うまかったのを覚えています。1999年6月末には「ベニハナ」がオープンしたはずです。その直前に帰国したので確認はしていないのですが。
アラスカ全土で、日本人はだいたい300人ほどいるそうです。ツアー・ガイドやレストランの経営、ホテル、ミュージアムなどで働いていらっしゃいます。つい最近1999年5月にオープンしたばかりの「アラスカ・ネイティブ・ヘリテイジ・センター」にも日本人の若い女性ガイドさんがいます。
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センターの日本人スタッフの方。お世話になりました
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意外と日本食レストランでも、経営は韓国人だったりするそうです。だいたい3,000人ほどの韓国人がいるとか。韓国レストランもうまいですよ。
でも、たぶんアラスカで一番有名な日本人は、「アラスカ物語」で描かれているフランク安田でしょう。エスキモーの中で暮らし、最北端の地ポイント・バローに住む部族を内陸へ大移動させて絶滅から救った、ジャパニーズ・モーゼとまで呼ばれた人です。
興味を持たれた方は、ぜひ新田次郎の「アラスカ物語」をお読みください。ただ、絶版になっているかもしれないので、古本屋さんを捜した方がいいかもしれません。
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