七夕の夜。「弦詩人達の企み2」。退院後復帰ライヴ。はたして復帰出来るのだろうか?という疑念があった。難なく復帰できた。かえって病前よりもいい位
だった。俺にとって記念すべき日になった。
出演者はKOWさん(vo,g)、サボテンさん(vo,g)、サボテンさんの妖精=やよいさん(vo,他)、イトウマキさん(ノコギリ,他)、雨宮知詩さん(g,vo)、そして私というラインナップ。それぞれが持ち前の個性を遺憾なく発揮できた、素晴らしい演奏を繰り広げていた。
サボテンさんの曲創りに感心。彼女の声にも素朴で惹かれた。やよいさんもまさに妖精、サボテンさんにぴったりと寄り添っていた。イトウマキさんのノコギリ技術に驚かされた。雨宮さんのギター音色にも好感を持った。外連が無く、土の香りがして。
そして私とKOWさんのギグ。自分でも驚く程自然に、高い完成度で演奏できた。2つの即興曲でさえ、あらかじめ出来上がったいた曲の様に演奏できた。KOWさんの歌でも、デモーニッシュな表現ができた。そして私の歌曲「見えないもの、見つめて」では止めようかと思っていたリハ具合だったのに、とても楽に歌うことが出来た。総じて多くの場面
で「前進」があったと確信した。
カンナの店内は予約を上回るお客さん達でギッシギシ。聴きに来て頂いた皆さまには心から御礼申し上げます。私が復帰できたのも、多くのみなさんの励ましがあったからこそと真に感じています。これからも私は音楽家であり、美術家であり続けます。
ヨロシク!
