ハードマニュアル


ホンダの12Vモンキー、ゴリラ用です(その同系列のエンジンとプラグキャップ、ハイテンションコード、イグニションコイルを装着している車両用)。12V車、バッテリーレス車に対応します。センサーケーブルはセロテープでイグニションコイルに固定します(貼るだけ)。武川製CDI、POSH製CDI対応確認済み(コンピュータタイプ不可)。簡単な改造で一般的なハイテンションケーブル(プラグケーブル)からの信号検出も可能。もちろん自己責任で。


計測時間:
可変サンプリングの為、正確な計測可能時間は計算できません。参考までに、私のゴリラですと大体4分前後です。計測はメモリーの許す限り49回までおこなえます。もちろん、フォーマットしてデータを消せば再度計測可能です。1回の計測は3速ギヤの場合で30秒前後だと思います。メモリーいっぱいまでとりきるのは結構大変です。

計測可能回転数
1000rpm〜19000rpm位です。


ファームウェアのアップグレード
ファームは完成したレベルなので、アップグレードは行わない予定です。かりに行うとしても有料となります(送料がかかるため)。因みにファームはハードプロテクトされています。



オプション品

シリアル・USB変換ケーブル
(シリアルポートの無いPC用です)
 
2000円

シリアルケーブル(1.8m)
 
400円

電池(6P型 2個)
(かなり電池を消費します。)
 
110円

マスキングテープ
(センサ貼り付けよう)
 
100円

メジャー(堅いタイプ)
(タイヤ円周長さ測定用)


※計算で円周長さを出すときは
インチサイズ × 25.4 × 2π
です。

例:8インチタイヤの場合
8インチ×25.4×2π=1276mm
円周長さは1276mmと求めることができましたが、タイヤのすり減りやホイールの形状の影響がありますので、なるべくメジャーで測ってください。
 
110円


おやくそく規定
※当方も他メーカーと同様に、全ての車両での計測を保証しません。
※ノーマルのイグニションコイル用です。CDIは他社でもOKです(コンピュータ制御除く)。
※極端に失火が多い車両は使用できない場合があります。
※点火をカット等、コンピュータ制御等でいろいろやらかす車両には使用できません。
※減速比が固定できる車両専用です。無段変速機タイプには使えません。


余談:
様々な評価を行いましたが、計測できない事がなかったのでモンキーエンジンならかなりの改造が施されていても計測可能と思われます。理屈的にスパークできている車両なら計測できるはずです。保証はしませんが。。。失火の多い状態なども評価しましたが正常に計測できました。乾電池駆動なので、電気式タコメータが暴走する車両でも正常に計測できました。


各部の名称
 

え?、ケースですか?、そんなもん無いですよ。
ケース作ったら値段が数倍上がってしまいます。
ですので、計測するときは基板の裏側等に保護対策を行ってください。
私はマスキングテープを裏面全体に貼り付けて保護しています。

 
POWER SWITCH
電源スイッチです。上にするとON、下にするとOFFです。
 
START BUTTON
計測スイッチです。
計測開始、または終了するときに押します。
 
POWER
電源スイッチががONされると点灯します。
通電確認用のLEDランプです。
 
RECORD
計測中に点灯します。点灯中はメモリーに回転数が記録されていきます。

※計測中、計測器のモードが勝手に”通常モード”に切り替わってしまうときは電池切れです。新しい電池に交換してください。
 
LED1〜LED4
回転数確認用LEDランプです。初期設定では

LED1は3000rpm以上
LED2は4000rpm以上
LED3は5000rpm以上
LED4は6000rpm以上

で点灯します。ファームパラメータ書き換えソフトで点灯回転数を100rpm単位で再設定できます。お使いのアナログタコ(電磁式含む)と比べると、LEDの点灯回転数とアナログタコの回転数でずれた値になると思いますが、それはアナログタコの誤差です。通常アナログ式は数百rpmの誤差があります。武川のグリーンタコは6000rpm前後がもっとも誤差が大きかったです。他の回転域は大体正確でした。私の計測器は基準クロックが超正確なので、回転数も非常に正確です。

動画 10.1MB (LED点灯と、オートストップ)
再生にはQuickTimeが必要です。http://www.apple.com/jp/quicktime/download/win.html
 
シリアルポート
パソコンとデータを送受信するときに接続します。ケーブルは9ピンのストレートケーブルを使用します。シリアルポートがないPCには別売りのUSB変換ケーブルにて対応して頂きます。
 
センサーケーブル
コイルの信号を検出します。電圧検出タイプではないので、プラグが多少失火しても検出が可能です。ケーブルの先端にセンサーを取り付けてあります。
 
電池ボックス
電池は四角い6P型の9Vを使います。コンビニでも売っています。マンガン、アルカリどちらでもOK。結構電気を消費しますので、予備も買っておくとよいでしょう。
 



計測器のモード

※動作モードが勝手に”通常モード”に切り替わってしまうときは電池切れです。新しい電池に交換してください。
 
通常モード
計測(データ記録)を行うときのモードです。

●切り替え方
”POWER SWITCH”をONにすると通常モードで起動します。

●モードの解除
モード解除するには”POWER SWITCH”をOFFにします。  
通信モード
パソコンと通信をするときに通信モードにします。

●切り替え方
”START BUTTON”を押したまま、”POWER SWITCH”をONにすると通信モードに切り替わります。通信モードになると”POWER”LEDと”LED1”が点灯します。

通信中は”LED2”が点灯します。通信が終了すると”LED2”が点滅します。

●モードの解除
モード解除するには”POWER SWITCH”をOFFにします。

※通信中、計測器のモードが勝手に”通常モード”に切り替わってしまうときは電池切れです。新しい電池に交換してください。
  
フォーマット
(データ消去)

計測したデータを消去するときのモードです。フォーマット(データ消去)すると計測したデータは全て消えます。

●切り替え方
”POWER SWITCH”をONにして通常モードで起動させます。次にスタートボタンを押し続けます。全LED点灯後、LED4からLED1まで順番にランプが消えて行き、最後に全てのLEDが2回点滅すれば初期化終了です。全LEDが点滅する前にスタートボタンを放せばフォーマットはキャンセルされます。キャンセル後は自動的に通常モードへ切り替わります。


    


●モードの解除
フォーマット終了後は通常モードに自動的に切り替わります。
  



LEDメッセージ
(LED1〜LED4の点灯でメッセージを表します)
 
信号検出不可
メッセージ

信号が検出できない時(エンジンがかかっていない時など)に”START BUTTON”を押すと、検出不可のメッセージが表示されます。

●LEDメッセージ

    


動画 1.77MB
再生にはQuickTimeが必要です。http://www.apple.com/jp/quicktime/download/win.html

●解除方法
LEDメッセージが終わるのを待つ。メッセージ表示が終わると自動的に通常モードになります。
 
オートストップ
メッセージ

計測中に信号が検出できなくなったとき、またはメモリーがいっぱいになったときは自動的に計測がストップされます。※データはオートストップしたところまで記録されます。

●LEDメッセージ

    

●解除方法
”POWER SWITCH”をOFFにする。
 
メモリー満タン
メッセージ

メモリーが満タンになったときに、全LEDが点滅します。

●LEDメッセージ

   

●解除方法
”POWER SWITCH”をOFFにする。
または必要によりフォーマットする。
 


当計測器で行っているイグニションコイルからのセンシング、および可変高速サンプリングは特許申請等により当方が法的に権利を有しました。類似品および、不正競争の可能性がある製品は当方から連絡が行く場合があります。

以前某有名HPにネタを書いたところ、武川にネタをまねされて販売されましたので、今後厳しく対処致します。武川にはネットでのネタをあさらずに、自社での新製品開発&製作を再度見直すことを期待します。製品を増やすのもいいですが、転売よろしく的な商社にならないでください。魅力あふれる製品を生み出すGクラフトを見習いましょう。