発火回数設定
信号ノイズ除去レベルの設定
LED点灯回転数の設定
計測器への書き込み

馬力解析ソフトV2.00 ファームパラメータ変更マニュアル
ハードウェアの動作設定を変更することができます。変更できる項目はプラグケーブルからのスパーク信号ノイズ除去レベル、気筒あたりの点火回数、回転数確認用LEDランプの点灯設定です。
 

まず画面(モード)を切り替えます。
ファームパラメータタブをクリックして下さい。

 
ファームパラメータタブに切り替わります。

 
発火回数設定
クランクが一回転したときの気筒当たりのプラグ発火回数を設定します。ほとんどの車両がクランク一回転当たり一回発火します。よくわからない方は車両メーカーにお問い合わせください。発火回数の指定は 0.5、1、1.5、2、2.5、3、4、5、6回のいずれかに切り替え可能で、ほとんどの車両に対応できます。

参考までに、モンキーの場合は1回転で1回点火です。NSR50は1回転で2回点火です。
 
発火回数を指定します。ほとんどの車両が”1”でOKです。

 
信号ノイズ除去レベルの設定
回転数の計測には、プラグケーブル(ハイテンションコード)に検出用のセンサーケーブルを巻きつけます。その為、かなりのノイズを拾ってしまいます。計測器にはこのノイズを除去するためのデジタルフィルタが組み込まれていますが、かなり強力なフィルタなので信号ノイズ除去レベルの数値を上げすぎると本来のスパーク信号も得られなくなってしまいます。そのため、信号ノイズ除去レベルによる計測可能回転数を確認しながら信号ノイズ除去レベルの設定を行う必要があります。基本的に計測可能最高回転数は計測する車両(エンジン)のレッドゾーンより一段階高い回転数に設定してください。それが最適値です。※除去レベルによる回転数などの計測誤差は発生しません。


 
信号ノイズ除去レベルを設定します。
数値が大きいほどノイズ除去率は高まりますが、計測可能最高回転数が下がってしまいます。
計測可能最高回転数は”計測可能最高回転数”ボックスに表示されます。

”計測可能最高回転数”ボックスには、信号ノイズ除去レベルを元に計算された計測可能最高回転数が表示されます。この表示された回転数は、計測するエンジンのレッドゾーンより一段高い回転数になるようにします。信号ノイズ除去レベルを何度か切り替えてレッドゾーン付近の回転数になるよう設定してください。

  



 
 
LED点灯回転数の設定
回転数確認用のLEDランプの点灯回転数を設定することができます。LED1からLED4まで各100rpm単位で設定可能です。通常設定値を変更する必要はありません。
 

 
計測器への書き込み
書き込みに失敗しても何度でも再書き込み可能です。壊れることはありませんので、ご安心ください。
 
 
1.計測器とパソコンを接続します。
 
2.計測器を通信モードで起動します。通信モードで起動させるには、RECORDボタンを押し続けたままPOWER-SWをONにします。通信モードで起動させるとPOWER-LEDとLED1が点灯します。
 
3.COMポートを選択してから、「書き込み」ボタンをクリックして下さい。3秒位で書き込みが完了します。

 
書き込み終了後にメッセージが表示されます。


4.書き込み終了後は計測器のLED2が点滅しますので確認してください。点滅していない時は書き込み失敗なので、一度計測器の電源を切って再度やり直してください。

5.書き込みが正常に行われた後は、必ず計測器を一度データ消去して下さい。データ消去はPOWER-SWをONにした後、RECORDボタンを数秒間押し続けます。詳しくはハードマニュアルをご参照ください。