そこにある身体シリーズVol.2

東京坪庭 Tokyo tsubo garden 2007/5/25〜27 

ノシロナオコ×〔コラボレーター〕STEVEN CHODORIWSKY

 ノシロナオコの「そこにある身体シリーズ」・・・・第二弾のコラボレーターは、建築家のスティーブン・チョドリュスキーさんでした。
 まず、会場に入ると受付でMAPが手渡されます。そのMAPには、天井から吊された十二個のミニスピーカーの位置が記されています。観客は、そのMAPを頼りにスピーカーの下の座布団に座ります(参照※MAP)。
 開演すると、頭上のミニスピーカーからさまざまな音が聞こえてきます。それぞれのスピーカーからは「鳥の棲む神社」「朝市」「風の塔」など、スティーブとノシロさんが東京をフィールドワークしながら採取した音が聞こえてきます。
 スピーカーの音に耳をすませていると、突然裏口のドアが開き、外の音が直接入ってきます。その音といっしょにノシロさんも入ってきます。そして、プロジェクターの映像と対峙するようにダンスが始まります。
 会場に配置されたオブジェは、それぞれ「東京の断片」を表してます。ノシロさんの身体は、その「東京の断片」と呼応しながら変化していきます。
 そして、最後、身体は都市・東京を抽象化したオブジェへとのみ込まれ、会場の外に吐き出されていきます。

 今回のコラボレーションは、外をいかに内に持ち込むかということと、都市東京における空間と身体の在り方を探るコラボレーションでした。
 この公演を通して、都市東京における新たな視点を感じていただけたら幸いです(参照※作品ノート)。

 「そこにある身体シリーズ」次回のコラボレーターは、音楽家の一ノ瀬響さんです。今度はどんなコラボレーションになるか、ご期待下さい。詳細は随時お知らせします!

『そこにある身体シリーズVol.3 ノシロナオコ×一ノ瀬響
2007/09/21(fri)〜23(sun) 開演は全日20時から

 

おまけ・オフショット

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