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面白かった。謎解きも納得できる展開。ドラマとしても良くできていて、感動的。完成度がとても高い感じがした。登場人物もすべてのキャストがピタッとハマっていると思う。2時間7分が長くなく、むしろアッという間くらい。 感じとしては、福山雅治映画かなあ。手品師がよくやるコインロールは本当にやっているという。特訓の成果だそうで素晴らしい。そして有村架純がきれいでカワイイ。とても素敵。さらに良かったと感じた人を上げるすると、刑事の柿谷を演じた丸山智己がとても自然で良い味を出していたし、悪女という感じ(広告代理店!)の九重梨々香(ここのえ りりか)を演じた岡崎紗絵がいかにもな感じで良かった。 ただ、いかんせんこぢんまりとした話で、映画というよりはTVドラマの感じかなと。ネットドラマとは比べようもないけど‥‥。そして気になったのは、画質。ちょっと暖色系なのは、のどかな田舎の感じと、秋の紅葉を美しく捉えるためと、昔の話が多いから、とかなのではないかと愚考するも、解像度まで低い感じで、古い映画のような印象なのは、いかがなものかと(業界にはフィルムの質感が好きという人が多いが‥‥)。概してハリウッド映画、TVドラマ、ネットドラマなどは高画質に感じる。 完成度が高い映画なのに少し不釣り合いだったのは、冒頭の有村架純演じる神尾真世(かみお まよ)が電車を降りてくるシーン。発車ギリギリに降りようとしてドアに挟まれるのに、降りてくると電車はずっと止まったまま。えっ、発車しないの? ミステリー作品では小さなカットに仕掛けがあったりするので、これもそうかと思ったら、まったく違ったみたい。 公開4日目の初回、新宿の劇場は35分前にオープン。25分くらい前に着いたらすでに開場済み。観客層は意外と若い人が少なく、ほぼ中高年。男女比は半々くらい。朝早めということもあってか、最終的には499席に3.5割くらいの入り。最後部のDX席はわからないが、9席×2列のP席は11席くらいが埋まった。まっ、こんなものか。 10分前くらいからのシネマ・チャンネルのあと半暗になり、インフォメーション、CM、非常口案内と続いて予告。ラストに「ズートピア」キャラのマナー、忘れ物注意で暗くなり、足元注意、四角の枠付き映画泥棒、映倫で、映写機の左右マスクにさらに内側に少しマスクが付いて、東宝のロゴから始まる本編へ。 |