第2回 心の目で見ています!! |
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さて、前回は簡単な自己紹介ということで、ほんのさわりでした。 そして今回からは、いよいよ私の秘密に迫っていきますね!! ところで、治療院説明の中の「個人情報の取扱い」のページの中に、 カルテは点字で作成し、一般の方には容易に解読できない状態にしております。また廃棄の際は、点字の特徴を活かした「め」つぶし(6点つぶし)の技法により、完全に復元不可能な状態にして処分いたします。 と書いてあったのを見て「もしや?」と思った方も多いと思います。そう「点字」です。 「点字」とは視覚障害者のために作られた文字。そうなんです。実は私、視覚障害者なんです!! 「網膜色素変性症」(もうまく しきそ へんせいしょう)という病気で、現時点では難病とされている厄介な病気です。 眼を説明するとき、よくカメラに例えますが、この病気はフイルムの部分に傷害を来たしてしまい、色を正しく認識できなかったり、視野が狭くなったりしてしまうのです。 基本的に進行性の病気で、最終的にはまったく見えなくなってしまいます。 遺伝子が原因だといわれていますが、完全な治療法は未だ無く、現在の医学では治すことができません。 ただ研究はされており、徐々に解明されつつあります。既に実験段階に入っているようなので、近い将来、治せるような時代が来ると思われます。 小学生の頃は、自転車を乗り回して遊べるくらいの視力はあったのですが、じわりじわりと視力が低下し、現在は光と陰が判別できる程度になってしまいました。 実際には見えてはいませんが、その場の雰囲気である程度、状況は判断できます。そして何よりも心の眼、「心眼」がある限り、私は逆境に屈することなく、たくましく生きています!!(笑) 私のこと、少しはわかってもらえたでしょうか? え? そんなんでちゃんと治療できるのかって? 心配ご無用!! 手先の感覚の鋭さや確かな技術は、視覚情報など必要としません。 そもそも はり治療 は、視覚障害者が日本に根付かせたと言っても過言ではないくらい、我々に適した職種なのです。それだけに、心眼と真心でみなさんのお役に立ちたい!! そんな思いが少しでも伝わっていただければ、私はうれしく思います。 それでは、今回はここまで。お疲れ様でした。 |
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