第4回 Daily life |
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第2回、第3回で、私の体の特徴について書きました。そして今回は、そんな私が日常生活でどのように工夫しているのかについて、書いていきたいと思います。 まず、視覚障害の部分で一番工夫していることは「使った物は元の場所へ戻す」ということでしょうか。 一般の方なら、物のある場所を目で確認できるので、簡単に見つけ出すことができるでしょう。しかし視力が低いと、手探りで物の在処を探さなくてはなりません。そのため、見つけ出すまでにすごく時間がかかってしまうのです。 ですので、治療室はもちろんですが、自分の部屋ではいつでも、同じ場所に物が置いてあります。普段から整理整頓をしておけば、見つけやすいでしょ? あっ、だからと言って、私の部屋がいつも清潔に片付いているわけではありませんが・・・(苦笑) 続いて体が小さいことへの工夫です。 わかりやすいところでは、ベッドや治療の道具を置いておくための、ワゴンの高さが低いって事です。私が使いやすい高さにしてあります。 自宅では、洗面台(手洗い)に踏み台が置いてあります。 えっ? それだけ?? お風呂はどうするの? トイレは?? そう思われるでしょうね、きっと。 基本的には、皆さんが使っている物と全く変わりありません。というか同じ物です。特別な工夫はしてありません。 じゃぁ、どうしているのか? 小さい頃からこの状態で育ってきたため、その分、腕の力が発達しているのです。お風呂に入るとき、トイレの便座に座るとき・・・、すべて腕の力ではい上がります。 皆さんの中で、自分の胸の高さまで、腕の力だけではい上がれる人は、いったい何人ぐらいいるでしょうか? きっとそういないと思います。 私はそれができるのです!! この腕力は外出したときにも、電車の座席に座るときなどに威力を発揮します!!(笑) その他歩くことにも、特別な支障はありません。ただし体が小さい分、皆さんと同じ距離を歩くのは不可能です。 でも、ごく普通に歩くことはできますし、階段も普通に昇降ができます。ただ足の短さだけはカバーできないので、必死に動かして歩いています(苦笑) ではでは、今回はここまで。お読みいただき、ありがとうございました。 |
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