RuneQuest Companion紹介

1. 追加職業、追加技能

追加の文化的背景(Cultual Backgrounds)

キャラクタの文化的背景として文明市民(Civilized)、海洋民(Mariner)、 遊牧民(Nomad)、原始(Primitive)が追加されています。遊牧民には極地(Arctic)、 沙漠(Desert)、温帯(Temperate)の区分があります。ゲームマスタの許可が あればどれも自由に選択できます。

博士: 基本ルールブックのものが一般的な文化背景だったのに対して、 進んだ文明や逆に採集狩猟文化などの原始的な背景などが追加された。

ゆき: 冒険の舞台にもよるけど比較的珍しい背景ということですね。

誠二: 基本ルールの町民(Townsman)と文明市民(Civilized)ってどう違うんだろう?

博士: 文明レベルの違いかな。文明市民の方はファンタジー世界の中では進んだ 文化を持っていて場合によって蒸気機関や黒色火薬なども持っているかもしれない。

追加の職業(Profession)

職業として治療者(Healer)、騎士(Knight)、行商人(Peddler)、書記(Scribe)が 追加されています。文化的背景に適合していれば基本ルールの職業と同じように 選択できます。

博士: 新しい職業も少しだけ追加になっている。

誠二: 選択肢が増えるのは良いことだけど、できれば一か所にまとまっていて 欲かったかな。

ゆき: 治療者だと最初から治癒(Heal)の呪文を獲得できますね。

追加の武器(Weapons)

原始文化用の武器として石斧(Stone Axe)、石鉈(Stone Hatchet)、 石ナイフ(Stone Knife)、短い石槍(Stone Shortspear)が追加になっています。

博士: いずれも金属製の物より劣っているので、金属製が使えるならば石器を 使う必要はないかな。

ゆき: これらを使う場合はスタイル重視ですね。あとは敵が持っていたりとか。

追加の高等技能(Advanced Skills)

高等技能として芸術表現(Artistic Expression)、宮廷儀礼(Courtesy)、 知識(特定の神学)、雄弁(Oratory)が追加されています。

博士: それぞれを以下に説明があります。

芸術表現(Artistic Expression)[POW+CHA]

この技能は知識(Lore)や製作(Craft)のように複数の技能に分れており、 芸術表現(絵画)、芸術表現(彫刻)など個別に取得します。

誠二: 製作(Craft)にも製作(画家)とか製作(彫刻家)とかあったはず。 使い分けはどうするんだろ?

博士: 製作の方は手早く確実に作成できるとかそういう技術的な部分を、芸術表現の 方は美しさとかの表現を意味しているんだと思う。

ゆき: なるほど製作で壺を作った場合は見た目はいまいちでも実用的な 壺が作れる。芸術表現で作った場合は人の心を打つものができるけど 水漏れとかしてるかもということですね。

宮廷儀礼(Courtesy)[INT+CHA]

貴族の宮廷や皇帝の宮殿で正しく振る舞ったり交渉したりするための技能です。

ゆき: ほう、交渉にも使うんだ。

博士: そう。宮廷で陰謀を巡らしたりする場合にはこの技能が必要になる。

知識(特定の神学)[INT]

特定のカルトや宗教について個別の神学(Theology)の知識で、一般的な 知識(神学)とは区別されます。この技能はカルトごとの個別の技能として 修得します。神性魔法(Divine Magic)を使用する際にはこの技能を使用します。

誠二: 知識(バゴッグ神学)とか知識(サナター神学)とかそういうやつですね。

博士: まあそうなんだが、そのカルトの選択はどうにかならんのか。

ゆき: 誠二の言うことなので、そこは軽く聞き流すのが正解です。

雄弁(Oratory)[POW+CHA]

司祭とか指導者とかが多くの人々に語りかけるための技能です。 聴衆の理性というよりは感情に訴えかけます。

博士: ということで雄弁技能が復活しました。

ゆき: 基本技能の説得(Influence)との関係はどうなるのかな。

博士: 基本技能と高等技能の違いがあるので、雄弁技能がなくても 説得技能で代用可能だけど、少しペナルティがつくといったところかな。

alley cats © 2006. update: 2006-10-07 14:32:20+0900