彷徨記

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2006年6月

6月28日

競馬のタブーに挑戦
  って東スポの見出しなみに大げさですが、あまりにもネタがないので、もし今年出資してたらどの馬を希望したかという「たられば」を書くだけです。
文章はまだ出資意欲が残っていたときに書いたものを直す気力がないのでそのまま晒します。

184 ダフィーナ
狼達と闘うために虎の威を借るのは気が引ける(たぶん誰にも理解不能)が今年のように選択肢が無い場合は止むを得ない
母は4戦未勝利(2004タタソールズ繁殖牝馬セールで本馬受胎して9,500ギニーで購入される)
父Cadeaux Genereuxは一流スプリンターにしてHyperion系最後の砦、産駒も短距離馬を排出
血統の字面は短距離馬の父と中距離馬の母との配合なのに、お互いに眠っていた長距離適性を強調し合う配合。
Crepello 5x4(希少性はレッドリスト級) からスタミナ、Tudor Minstrel 5・6x6 からスピードを伝えている
他にはPersian Gulf、Prince Bioなどどう見てもスタミナ系ばかりのコテコテの欧州血統
父の産駒のイメージで短距離ばっかり使っているとズブくて勝ちあがれ無いんじゃないか?という恐れあり。母父Mtotoをイメージしてレースを使ってくれるかが鍵か。芝の晩成馬

131 フェアリーワルツ
新種牡馬は様子見が基本なのだが押し出されて2位
母は未勝利
父ゴールドアリュールの説明は省略
血統は一見Hail to Reason 4x4が目立つが、むしろThong = Lt.Stevens 5x4と母父母母 Belthazarがこの配合のキモ。牡馬じゃなく牝馬だったらもっと面白かった。母方に歴代配合されたLear Fan、Sir Ivor、Amerigoは魅力だが母母父Crafty Prospectorはチョッと心もとない。米血バリバリでどう見てもダートのスピード馬です

129 ジャッキースタイル
この馬が3位なんて今年の募集馬はどこまでアレなんだ?
母は偽マックスジーン 不出走
父のアドマイヤベガの説明は省略
血統はHornbeam 5x6、Grey Sovereign 7x5が主な特徴。 Hornbeamはスタミナを伝える種牡馬なのだがNasrullahを含むため日本の馬場に適性がある。 Grey SovereignはそのNasrullahの直仔であり本馬はシンプルな血統構成をしている。芝の中距離馬

選ばなかった編
14 ライラアラウィ
母ライラアラウィは10勝馬でスカンジナビア古馬牝馬チャンピオン。といってもLR2勝のみ
父フレンチデピュティが最適とは思わないが、この母にはナニをつけても走るはず。 Nasrullah = Malindi 5x5や母系の歴代配合種牡馬 Mtoto、Great Nephew、Graustark、Swapsの血の素晴らしさ、特に名牝Lady Josephineを祖とする三代母Oh So Fairがこの血統の見所。昨年から目をつけていた1位候補だったが、フィヨルドクルーズカタナの微妙な活躍で募集価格が高騰してしまいあっさり手を引く。芝の中距離馬

173 リビングデイライツ 父タニノギムレット
2-3位候補だったが小さいのでパス
DVDを見る限り歩き方がなんかおかしい

64 ブラッシングプリンセス
157 ビバリーホリデー
今年はなぜか父フレンチデピュティに注目馬が多かったが高いのでパス
2-3位候補だった

9 レディオブチャド 父ダンスインザダーク
115 ネオクラシック 父シンボリクリスエス
こういう馬を選ぶのは思いっきりキャラ違いなのでパス

32 ホワッツニュー 父スウェプトオーヴァーボード
43 サニーサイドアップ 父タイキシャトル
142 ウインドインハーヘア 父アグネスタキオン
牝馬は3歳の牝馬限定戦があるうちに稼がないと後が苦しい。牝馬との相性が悪いのでパス

(※個人の感想であり、成果を保証するものではありません)

6月25日

第3の答え
 メヒコ対アルヘンティナの試合を朝まで見ちゃいました。
一昔前だったらチート世界一決定戦マッチ(褒め言葉)なんだけど、最近の傾向としてシミュレーションや遅延行為や汚いファールを厳しく採るようになっているから、このカードに限ってはある意味面白さは半減しています。
 しかし、メヒコの動き出しの速さと最後までバテないスタミナはいったい何なんでしょう。
この試合は組織力のメヒコが最後にアルヘンティナの個の力に敗れたみたいに評論されているけど実際のところどうなんでしょうか?
また、日本代表も組織のトルシエから個のジーコと来て次はどっちにするんだ?なんて議論が出ています。

 昔、あるレストランin USAで食事をしたときの話です。食後にデザートが2種類あって好きなほうを選べるといわれました。どちらも食べたかったので"Both"といったら両方持ってきてくれました。
飛行機の食事でもBeef or Chicken?と聞かれて"Both"と答えて、両方食べたツワモノもいました。

 さて、フットボールの話に戻りますが、評論の中で注目されなかったメヒコの個の力もアルヘンティナの組織力も日本代表のMAX値よりも全然上です。だから、次期日本代表に必要なのは組織力か個の力か?と聞かれたら、答えはBothです。

 ちなみに、私と競馬のどちらが大切なの?と聞かれた場合は、第4の答えが必要になります。

6月20日

まだ自制心が残っていたみたい
 いろいろ考えた結果、今年は出資しないことにしました。
今回の税金問題で不確定要素が多いことと、そもそも今年は血統評価の段階から微妙な馬ばかりだったからです。例えるなら、発走するまでハンデが発表されない目黒記念じゃ馬券は買えないってことです。
 いつかこの問題が決着して、かつ一口自体の魅力が失われていなければ今回止めた分も合わせて出資するつもりです(高い馬にじゃなく頭数を増やす方向で)

6月15日

入厩馬0頭
ケィテーズギフト

2006/6/14 6/18 (日)京都・ダート1200m(牝)戦に岩田騎手で出走する予定です。ただし、出走間隔の関係から除外となる可能性があります。6/14(水)に坂路コースで追い切られ、半マイル50.8-37.8-25.7-13.3のタイムをマークしました。ひと叩きの効果はありそうですし、ダート替わりもプラスと思われますので、前進を期待したいと思います。

2006/6/15 騎乗予定だった岩田騎手は先約があったため、鞍上が佐藤哲騎手に変更になりました。

2006/6/15 6/18 (日)京都6R・ダート1200m(牝)戦に出馬投票しましたが、除外されました。来週も除外の可能性が高いことから、7/9(日)京都・ダート 1200m(牝)戦に目標を切り替えます。6/16(金)にグリーンウッドトレーニングへ放牧に出す予定で、6/28(水)に栗東TCへ入厩します。

何段オチだよ!

6月12日

いいこと思いついた!!
  今年は問題多過ぎで出資するべきかやめるべきか今も悩んでいる。
 1.これぞという募集馬がいない
 2.高い
 3.最後のとどめが例の税務問題

 1、2の問題は織り込み済み、3の問題はかなり厳しい状況だけど解決に向かう可能性は「0」ではない。
かといって、締め切りまでに結論が出るわけ無いし・・・

 長期的に見ればそのうち一口は止めるだろうけど、今はまだ撤退準備ができてないしな。
いったいどうしたらいいのか?
申し込み用紙に1頭だけ書いて外れたら今年の出資は見送るってのはどうだろうか?

 第1希望 184 ダフィーナの05
 第2希望 なし
 第3希望 なし

 だめだ、こんな人気の無い馬なんて絶対外れないじゃん orz・・・
ああ、どうしよう・・・
そうだ、いいこと思いついた!!
これならどうだ?

 第1希望 なし
 第2希望 なし
 第3希望 184 ダフィーナの05

おお!我ながら妙案。もしかして俺って天才か?

6月10日

君と一緒でよかった
  ワールドカップである。
  でる丸の関心事は2010年南アフリカ大会へ向けてアジア出場枠をいくつ確保できるかである(気が早っ!)
今回のドイツ大会のアジア枠は4.5で出場国も過去最多の4カ国となった。アジア枠の拡大は前回大会で日本・韓国が決勝トーナメントに進んだことが評価されたからに他ならない。
  さて今大会、はっきり言ってアジア勢の苦戦は免れない。決勝トーナメントに進める可能性は、G組韓国が甘めに見積もって五分五分、D組イランは10%ぐらい、H組サウジアラビアはほぼ絶望と見ている。
  さて日本F組は、ブラジルクロアチアオーストラリアの4カ国であるが、ブラジルは別格として、日本、クロアチア、オーストラリアの実力は拮抗しているので、日本かオーストラリアのどちらかが決勝トーナメントに進める可能性は2/3以上ある。そうすれば3.5枠、もしかすれば4枠は確保できるかもしれない。
えっ、オーストラリアじゃダメじゃないかって?
いや、オーストラリアは次回からAFC(アジアサッカー連盟)所属に変わってアジア予選を戦うのである。さすがに1強のオーストラリアが抜けたオセアニア枠(現状0.5)が増えるとも思えないのでアジア枠へのおこぼれを期待しているのだが・・・

6月9日

祭り継続中
  一口馬主が匿名組合のファンドと言うのなら、馬主資格者と馬の権利者の分離にお墨付きが与えられたと言うことだ。つまり、JRA馬主資格者を確保でき一定の要件を満たすなら農水省は新たな匿名組合のファンドを拒絶はできない。なぜなら、憲法で認められている経済活動の自由を阻止する権限が農水省ごときにあるわけがないからである。たとえそのファンド運営者が外国人であろうととも。
もちろん利益の分配にかかる税務は国税庁の仰せの通りしまっせ!!
  おお、なんと素晴らしいことか!その気になれば君にも愛馬会を立ち上げられるのだ。
名より実を求めて内外の有象無象が参入してくれば、規制に守られ競争の無いぬるま湯体質の中で安穏としていた者たちがどうなるかは今までの歴史が証明している。
まあ、実より名が欲しいあやつらには関心ないだろうから安心したまえJRHA

一応お約束で
識者のご検証をお願い致します。

6月7日

黄紙祭り、橙紙祭り
  今年の募集馬選びは祭りの後の気分と書きましたが、新たな祭りが勃発しました。
詳細は述べませんが税金の取り扱いの考え方についてで、他のクラブにも影響のある話です。
私はいまこそ全クラブが団結して「一口クラブは匿名組合(ファンド)でなくて実質名義貸しだった。すまんかった。この状態でこれ以上続けられないのでJRAから全馬を引き上げる。」ぐらいの気概を示してしかるべき交渉をして欲しいと思います。
  今回の件で国税庁に文句言うのは筋違いで、危うい存在を小手先で正当化して(農水省・JRAも指導して)きて本質の解決を先送りにしたツケがまわっただけです。これが今の競馬の問題を見直すひとつのキッカケになれば良いと思います。
  それでも変わらないようなら別に競馬はJRAだけでしか出来ないものじゃないから・・・
(最初に友駿がこの仕組みを構築したときの苦労は漏れ聞いています。先達の知恵には感謝していますが当時と今では状況は変わっているのです)

6月5日

Good Bye TOP3
  今年は募集馬のネット上での情報公表が前倒しになっていて、本日測尺・体重情報が発表されました。現状に合わせて6/1の日記もチョット修正しています(笑)
 その結果2位候補の1頭がすごく小さかったので圏外へ消え去りました。タニノギムレット産駒ってなぜかチビが多いですね。注目馬残りあと3頭・・・

6月2日

返せ、私の楽しい時間を返せ!
 カタログ写真と厩舎が発表になりました。普通ならこれが祭りの合図となるわけですが、今年の募集馬には食指が動く馬が少ないので気分がノリません。目をつけていた1頭(何度かここに書いてきたのとは別の馬)は厩舎もまあまあだし、馬体も写真で見る限り悪くは無い(と思う)のでこれで決定でしょう。あとは2位候補が3頭ほどいますのでDVDを見て順位を決めたいと思います。もっとも1位に考えている馬は全く人気が無いでしょうから2位以下を悩んでも無駄なような気がしますが・・・
 出資馬選びがこの趣味の一番の楽しみなのに、今年はまったく盛り上がりのないまますでに祭りの後の気分です。

6月1日

何の参考にもならない出資馬選びの流れについて
前年6月
繁殖牝馬名簿を見ながら「あの牝馬の子は牡かな?」とか「なんだよ、またあれ付けたのかよ!」とか言いながら一人でニヤニヤしたりツッコミを入れたりする
 
前年7月
セレクトセールのリストをここから入手して「売っちゃうのかよ!!」とぼやく
 
前年10月ぐらい
ここからノーザンファーム、追分ファーム、白老ファームの生産馬リストを入手して、セレクトセール馬、預託馬を除いて9代血統表を作成し始める。「狙っていたのに牝馬か・・・」(´・ω・`)
 
前年12月末
産駒連名簿が届きセレクトセール馬、預託馬を除く社台ファームの生産馬の9代血統表を作成し始める。ところでサイトは無いのか? (千葉県両総馬匹農協所属だっけ?)
 
1月−2月
一頭々血統を評価してA、B、Cに振り分ける。この段階で出資候補がほとんど絞り込まれる
ちなみに、AはAll Right BはBeautiful CはCuteの略なので、どれも素晴らしい血統であることは言うまでも無い
  
4月下旬
牧場別募集予定馬が発表される。血統評価を再確認するが興味がある馬は例年10頭もいない
 
5月上旬
クラブ別、東西別に振り分けた募集予定馬が発表される。「オーナーズ行きかよ!」orzとなることが多い
 
5月下旬
募集価格発表。総額3000万以上は買えないのであきらめる
あまりの高さに一気に気分が盛り下がる
 
6月初旬
・クラブサイトに馬体の写真と予定厩舎(6/2追記)が掲載される
馬体重等の測尺情報が発表される。極端に大きい/小さい馬は候補から外す(6/5修正)
 
カタログ、DVD、預託予定厩舎が到着する。真っ先に見るのは実は繁殖牝馬名簿だったりする
環境DVDを見ながらウトウトする、雲雀のさえずりが実に心地よい。
出資意欲を減退させる大祭発生(6/7追記)
注目馬が数頭しかいないのに馬体がイマイチだったり厩舎が微妙だったりして、結局今までの検討を全て白紙に戻し最初からやり直すことになる
でも心配は無用だ、カタログを読む限り再来年の三冠馬が数頭、クラッシック馬は数十頭いるらしいから・・・(本当はカタログのコメントはほとんど読まない)
 
6月中旬
ツアーには行かない、クラブに問い合わせもしない
・馬体重等の測尺情報が発表される。極端に大きい/小さい馬は候補から外す
巷に飛び交う情報や牽制を楽しむ余裕をみせる(実際は私の注目馬の情報や牽制が飛び交うことなどほとんどないのでいらぬ心配である)
今年の最大の牽制はクラブからの不幸の手紙(6/15追記)
今年は出資しないと宣言している仲間に悪魔のささやきをする
自分が出資するかどうかすら怪しくなっている(6/15追記)
 
6月下旬
希望馬を書いて普通郵便で応募する。捺印の押し忘れがないか念入りに確認する(←お約束)
希望馬を10頭書くシステムだった94年と95年を除き、たいした実績も無いのに第1希望が外れていない。2頭出資の年も第1、第2希望で決まっている。人気を考慮した小細工もせず素直に欲しい順に書いている(←単に世間と嗜好(思考も志向もか)がずれているだけ)
・今年は出資とりやめ(6/25追記)←今ここ
 
・1.5次、2次募集の案内がくる。「小細工はしない」などとを装っているが希望馬が全馬満口だったりすると実は不安なへタレだったりする。逆に1.5次に残っていても別に何とも思わない
 
7月初旬
・結果の通知が届き出資馬が決定する(全て外れた方が幸せだったことは、この時点で知る由も無い)
・すぐ近くからお仲間さんが「お前もかっ!?」と現れることがある
 
  
翌々年3月末ごろ
・気が付けば新馬戦も終ると言うのに、そんなに山元(GWでも可)が好きなのか?と(ry
今は反省している

こんな無駄なことをもう何年も続けています


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