なかなか怖くて、とんでもないホラー映画。韓国で大ヒットしたわけだ。とんでも話でも、徹底的にしっかり描き切るところがこの映画というか、韓国映画なのだろう。前半はよくあるB級ホラーみたいで、パッとせず、これが大ヒットするかなあと思っていたら、後半、とんでもない展開になり、恐ろしさが一気に増した。ビックリ! さすが韓国映画。 ただ、字幕だと文字制限があって細かなことを伝えられないからか、話はイマイチ良くわからなかった。全体の流れとしてはわかったが、なぜ、そこに遺体がいくつも埋葬されたのか、しかも悪霊となって祟ったのか、日本人僧侶は何者だったのか、など細かな部分が……。 顔(というか、ホントは全身?)にお経のような文字(おまじない?)を書くのは『耳なし芳一』みたいな感じがしたが、もともと韓国にあるものなのか、宗教的なものなのか。それ自体、結構怖い。いい演出。 公開2日目の2回、新宿の劇場は17〜18分前に開場。エスカレーターを乗り継いで入場すると間もなく案内が始まった。観客層は中高年がメインで、男性の方が高め。男女比は少し女性が多い4対6くらい。劇場に着いた時点で、このスクリーンは黄色表示の残席わずか。最終的には157席の9割くらいが埋まった。まあ、こんなものだろうか。 |