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〜 安心して心を開けるカウンセリングルーム 〜
交流分析(人生脚本)について |
イメージしてみてください。
○○の中にどんな言葉がぴったり当てはまりますか?
1.自分は○○で(あるべきで)ある。
2.他人は○○で(あるべきで)ある。
3.男性は○○で(あるべきで)ある。
4.女性は○○で(あるべきで)ある。
5.仕事は○○で(あるべきで)ある。
6.お金は○○で(あるべきで)ある。
7.人生は○○で(あるべきで)ある。
いかがでしょうか。あなたの価値観が見えてきませんか?
「価値観」は生まれながらに持っているものではなく、成長とともに培われるものであり、人は自身の価値観で生きており、また、価値観によって苦しんでいます。
それでは、あなたは今まで自分の思い通りの人生を生きてきたとお感じでしょうか?
「人生脚本」という考え方があります。
この心のシナリオは、物心がつくかつかないかの時期に、親を中心とした周囲の影響をもとに発達し、現在も進行中のプログラムのことをいいます。
特に、重大な局面に立たされたとき、このシナリオをもとに人は決断していきます。
ということは、元々はあなたが考え、作って、固定して出来上がったシナリオです。
それをもとにしてあなたは生きています。
それならあなたは、今まで自分の思うとおりに人生を送ってきたということになりますね。
そのシナリオの中で「禁止令」というものがあります。
それは親、または周囲の人があなたに与える命令のうち、不公平で否定的な意味を持つ口癖・メッセージのことです。
その言葉はあなたに強い影響を与えます。
語尾に「〜しなければならない」とか「〜べき」がくっつくとしっくりきます。
例えば
- 存在してはならない(生まれてこなければよかった)
- 仲良くしなければならない(誰とでも、公平に、好き嫌い関わらず)
- 健康ではいけない(病気になったら構ってくれるので)
- 感じてはいけない(感情を表さなくなっていくうちに失感情症になる恐れがある)
- 考えてはいけない(親が先回りして答えを出す)
- 男(女)であってはならない(女(男)の子が欲しかった)
ここまで読んだら価値観やシナリオ、禁止令はとても根強くあなたの心の中に出来上がってしまっている感じを受けたかもしれませんね。
しかし、あなたのシナリオはは変えられるのです!
まずはあなたの人生脚本はどういうものなのか、ご自身が気づくことです。
それから「こう生きなければならない」ではなく、「こんな風に生きたい」というシナリオを作ってみることです。
- どう生きるのが自分にとって幸せなのか?
- これから自分はどうなりたいのか?
- これから自分はどうしたいのか?
などなどイメージしてみて下さい。
また、「○○さんみたいになりたい!」というモデルを立ててみると、より一層イメージしやすいと思います。
「○○さんだったらこういうときどんな風に行動する(話す)だろう」と、さらに具体的にイメージしてみてください。
あなたの禁止令は見つかりましたか?
その禁止令はあなたに必要な言葉ではありません。
時と場合に寄るものでしょうし、あなたの行動範囲を狭めてしまうだけです。
その禁止令の語尾を「〜べき」「〜しなければならない」ではなく、「〜してもいい」「〜できたら素敵」という語尾がしっくりする言葉に変えてみましょう。
そして、あなたが望んで書き換えたシナリオに沿って、焦らず、あなたのペースで行動に移していってください。
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