| <高校受験倍率>
 受験倍率には2種類あります。
 
 応募倍率………応募者数÷募集定員
 
 実質倍率………受験者数÷合格者数
 
 例えば、募集定員が100人の学校に500人の受験生が願書を出したら
 
 応募倍率が
 
 500÷100=5倍となります。
 
 ただ、応募した人が全員受験するとは限りません。
 
 いろいろな理由で受験をしないことが考えられます。
 
 1.第一志望校に合格
 
 2.W出願
 
 3.風邪
 
 などがあります。
 
 ※W出願とは同日に複数校の願書を提出しておくこと。その日までの入試結果に
 よって、受験校が選択できるというメリットがある。
 例えば、「おさえ校」が合格していたら「挑戦校」に挑戦し
 「おさえ校」が不合格なら、少しレベルを落とした学校を受験することが可能となる。
 デメリットは当然、受験料が多くかかることです。
 
 もう第一志望校に合格したので、出願していたけれど受験しないというケースは
 私立が第一志望の受験生に多く見られます。
 
 つまり第一志望校の私立が合格したので都立(公立)は受験しないということです。
 
 ですから応募者数と受験者数は異なります。
 また合格者数も募集定員と異なります。
 
 どの学校でも募集定員より多めに合格者を発表します。
 というのも合格者全員が入学手続きをするをは限らないからです。
 
 例えば、募集定員が100人の学校に500人の受験生が願書を出すと
 
 応募倍率は5倍になりますが、
 
 実際の受験者が450人で合格者が150人だとすると
 
 実質倍率は
 
 450÷150=3倍となります。
 
 応募倍率と実質倍率では大幅に数値が異なる場合があります。
 
 一般に言われる受験倍率はこの実質倍率のことを指します。
 
 ここで注意点ですが、高校受験の受験パターンでも書きましたが、
 
 東京都の受験生には2月の初めに埼玉県や千葉県の学校を受験する人が
 多くいます。
 例えば、男子なら「西武学園文理」や「立教新座」「市川」
 女子なら「西武学園文理」「市川」などです。
 
 これらの学校は東京都の受験生のみならず当然、埼玉県、千葉県、神奈川県
 などの受験生も受験するので応募者数がものすごく多くなります。
 
 つまり応募倍率がものすごく高くなります。
 
 この応募倍率だけを見て
 「倍率が高い。合格は難しいと勘違いする人が多くいます。」
 
 確かに見かけ上は倍率が高く見えますが、実際には
 このような2月の早い時期に入試をする埼玉県や千葉県の学校は
 受験者数も多いですが、それと同じように合格者も多く発表します。
 
 高校受験の受験パターンでも説明しましたが
 
 まず、早い段階で「おさえ校」の確保をしようとします。
 「おさえ校」ですから合格者の多くは実際には入学しません。
 学校側も毎年のデータから合格者のうち何人ぐらいが抜けるかを
 予測して合格者を多く発表します。
 
 ですから実質倍率は決して高くありません。
 
 具体例を挙げると、例えば「立教新座高校」の2006年度の入試結果は以下の通りです。
 
 募集定員   80名
 応募者数 1196名
 受験者数 1147名
 合格者数  560名
 補欠者数  138名
 
 応募倍率は1196÷80≒14.9 なんと15倍ですが
 
 実質倍率は1147÷560≒2.04 ほぼ2倍です。
 
 補欠合格者もいますから補欠合格者まで入れると
 
 倍率は1147÷698≒1.65 ほぼ1.7倍です。
 
 つまり2人に1人は合格しているのです。
 
 応募倍率だけを見て勘違いしないように注意してください。
 
 これらの学校の他に、人気がある早慶附属校は応募倍率が高くなっています。
 ただ早慶附属校は人気があるので合格したら入学するというケースは多くあります。
 
 ですから実質倍率も他の私立と比べると高くなっています。
 
 実質倍率が3〜4倍がほとんどです。
 
 なお、実質倍率は学校の難易度を示す数値ではありません。学校によって受験者のレベルの層が異なりますので、同じ「2人に1人合格しているという状況」でも難易度は異なります。
 
 ただ一部の学校を除いて実質倍率が低い学校は合格しやすいのも事実です。
 受験校選びの際、判断基準の1つとして倍率を考えるのも悪くないと思います。
 
 
 
 
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