中学受験の受験倍率について
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中学受験の受験倍率について説明します。
@受験倍率とは
よく使われる倍率には「応募倍率」と「実質倍率」があります。
応募倍率………応募者数÷募集定員
実質倍率………受験者数÷合格者数
例えば、A中学校の募集定員が300人だとします。そこに1200人が願書を提出すれば
300人の枠に対して1200人の応募があったわけですから
応募倍率が
1200÷300=4.0倍となります。
しかし願書を提出した人が当日、全員試験を受けるかいうとそうではありません。
例えば、「W出願」や「第一志望校の合格が決まったからもう受験しない」というのは
よくあります。また当日「風邪」をひいてしまい受験できないということもあります。
ですから応募者数と受験者数は異なります。
さらに募集定員と合格者数も異なります。
募集定員が300人の場合、合格者を300人にすることはまずありません。
なぜなら合格者全員が入学手続きをするとは限らないからです。
合格者は募集定員より若干多めに出します。
ですから例えば、募集定員が300人のA中学校に1200人が応募すると
応募倍率は4.0倍ですが
実際の受験者は1050人になり合格者は350になると
実質倍率は
1050÷350=3.0倍となります。
応募倍率と受験倍率では数値が大きく異なる学校があります。
以下に受験資料集を見る際の注意点を書きます。
A 受験資料集の受験倍率を見る際の注意点
(1)埼玉県や千葉県の1月人気校は応募倍率が高い
埼玉県や千葉県の学校で1月に入試を実施する人気校はきわめて応募倍率が高くなります。例えば埼玉県の人気校である「西武学園文理中」の1回目の入試は1月10日にありますが募集定員80人に対して応募者数はなんと1925人です!!(2006年度入試)
応募倍率は
1925÷80≒24倍となります。
しかしこの数字だけを見て、合格は難しいと考えてはいけません。
なぜなら実際の受験者は1900人でそのうちの820人が合格しているからです。
実質倍率は2科受験生と4科受験生に分けて見てみると
2科受験生は231人受験して58人が合格 実質倍率 231÷58=4.0倍
4科受験生は1677人が受験して761人が合格 実質倍率 1677÷761=2.2倍
つまり4科受験生はほぼ2人に1人は合格しているということです。
「西武学園文理中」は1回目の入試では募集定員の10倍もの合格者を出しています。
実質倍率は低いのです。なぜ合格者を募集定員の10倍も出すかというと
埼玉や千葉の1月校は地元の受験生で第一志望の生徒も多く受験しますが
それ以外に東京や神奈川など他県の生徒が「力試し」や「おさえ校」の確保のため受験するケースも多くあります。後者の場合は当然必ずしも入学手続きをするわけではありません。
ですから合格者を募集定員よりも大幅に多く出します。
「西武学園文理中」以外の学校も1月校の人気校は合格者を多く出します。
1月校以外でも、募集定員は少ないけれども合格者を多く出している学校はあります。
したがって募集定員だけを見て
「募集定員が少ないから難しい。合格できない。」
と考えるのではなく、実際には合格者が何人いて
実質倍率は何倍なのかを必ず調べてから判断しましょう。
(2)2月4日以降の入試は実質倍率が高い
2月4日以降の入試は実質倍率が高くなります。4〜5倍、もっと高い学校もあります。
なぜ、実質倍率が高くなるかというと、
@募集定員が少ない
A合格者は入学手続きする可能性が高い→合格者数を絞る
からです。2月4日以降はどの学校も2回目以降の入試です。
どの学校も初めのほうの日程(その学校における1回目や2回目の入試)で
生徒を多く募集しています。ですから後半の日程では募集定員が少なくなります。
また2月4日以降の学校では合格者は入学手続きをする可能性が高くなります。
1月校と違い、2月4日以降の入試は
まだ志望校に合格していない受験生が受験しているケースが多いからです。
合格したらその学校に通うという人が多くいますので合格者数は絞られます。
つまり実質倍率が高くなるのです。
ですから、受験パターンを考えるうえでも重要になりますが
@2月4日以降は偏差値だけを見て安易に難易度を考えてはいけない
A2月4日以降に「おさえ校」を作るのは危険
偏差値では安全校に見えても、実質倍率が高ければ、当日の試験で少しでもミスをすれば不合格になってしまうということも十分考えられます。
さらにその日までに志望校や挑戦校が不合格だった場合は精神的に落ち込んでいますから、試験に集中できず実力が発揮できなくて不合格になるということはよくあります。これらのことに注意して受験パターンを考えましょう。
(3)偏差値が同じなら実質倍率が低いほうが合格しやすい
受験倍率というのは学校の難易度を示したものではありません。
しかし一般的には偏差値が同じならば実質倍率が低いほうが合格しやすいと言えます。当然、入試問題との相性や当日の体調・精神状態などで変わってきますが、一般的には偏差値が同じなら実質倍率が低いほうが合格しやすい。
受験校を決める際に、合格実績、校風、交通の便、合格80%偏差値その他検討した結果、優劣がつけられない学校が2つあったときに受験倍率で判断するというのも悪くないと思います。
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