中学受験を考える際の豆知識
現在、中学受験をしようかどうか迷っている人も多くいると思います。
(ぜひ、知っておいていただきたい豆知識としては以下の3つがあります。)
@女の子には中学受験をすることをお勧めします!!
というのも
女の子が受験できる学校で高校受験を実施している学校が非常に少ないから
です。
特に、合格実績がある学校は高校募集をほとんど行っていません。
埼玉の名門校「浦和明の星」や東京の名門校「共立女子」が高校募集を停止したため
合格実績のある進学校で高校募集をしている私立は
「豊島岡女子」「市川」「国学院久我山」くらいです。
附属校も「慶應義塾女子」「早稲田実業」くらいしかありません。
(早大本庄は共学になります)
東京の入試は2月10日に試験日が重なっているため多くても
5校くらいしかチャレンジできません。
当然、その中にはおさえ校も入れるので実際にはもっと減ります。
女の子は積極的に中学受験を考えましょう。
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A早慶附属校は中学受験より
高校受験のほうが合格しやすい!!
★中学受験できる早慶附属校★
日程 |
学校名 |
区分 |
募集定員 |
2月1日 |
早稲田実業 |
共学 |
男子150名 女子75名 |
2月1日 |
慶應義塾普通部 |
男子 |
170名 |
2月1日 |
早稲田@ |
男子 |
200名 |
2月2日 |
慶應義塾湘南藤沢中等部 |
共学 |
男女120名 帰国 30名 |
2月3日 |
慶應義塾中等部 |
共学 |
男子140名 女子50名 |
2月3日 |
早稲田A |
男子 |
100名 |
★高校受験できる早慶附属校★
日程 |
学校名 |
区分 |
募集定員 |
2月7日 |
早稲田大学本庄高等学院 |
共学化 |
一般130名 推薦35名 帰国35名 |
2月9日 |
慶應義塾志木 |
男子 |
一般190名 推薦40名 帰国若干 |
2月10日 |
慶應義塾女子 |
女子 |
100名 帰国 若干 |
2月10日 |
早稲田実業 |
共学 |
男子79名 女子39名 推薦60名 |
2月11日 |
早稲田大学高等学院 |
男子 |
一般400名 推薦200名 |
2月12日 |
慶應義塾湘南藤沢高等部 |
共学 |
地域調整枠 20名 帰国30名 |
2月13日 |
慶應義塾 |
男子 |
一般310名 推薦40名 帰国20名 |
※慶應湘南藤沢高等部の地域調整枠とは神奈川・東京・埼玉・千葉以外の地域に2年間以上在住かつ在学した者が受験するための枠。
したがって神奈川・東京・埼玉・千葉の生徒は受験できない。(帰国子女は受験できる)
上の表をご覧下さい。
まず早慶附属中の定員の合計が1035名で
早慶附属高の定員の合計が1725名です。
定員の合計が多ければ合格しやすいのは当然です。
また、注目していただきたいのが入試日程です。
中学受験の場合、2月1日〜2月3日の3日間なので多くて3校しか受験できません。
高校受験の場合は日程が散らばっているので最高5校、普通の人でも4校受験できます。
(注意:慶應義塾志木の2次試験と早大学院の試験は2月11日で重なる。
慶應義塾湘南藤沢は受験者の制限がある。)
この1校の差が大きいのです。
さらに言えば中学入試は3校受験できると言っても
2月2日の慶應義塾湘南藤沢は地理的な制約があるし
2月3日の慶應義塾中等部は超難関校(とくに女子)、
早稲田も3日のほうは募集定員が少なく、またハイレベルな層が集まるため超難関です。
よって実質は1、2校しか受験できないのが現状です。
(さらに2年後には早稲田実業中が募集を大幅に減らします。高校入試の募集定員と同じくらいにします。ますます中学入試で早慶に入るのが厳しくなります!!)
早慶附属校に合格したければ、まず中学入試にチャレンジするのは当然として
もし残念な結果で終わったとしても、おさえ校の附属校に入学するのではなく公立の中学校へ行ってもう1回、高校入試で早慶附属校をチャレンジするのも良いかと思います。
(ただし大学入試で早慶を狙うということであれば、進学校に入学したほうがよい場合もあります。)
これと同じことは高校入試でも言えます。もし早慶に行きたければ、高校入試で早慶附属校に合格できなかった場合は、おさえ校の附属校に入学するのではなく、私立の進学校や公立に入学して大学入試で早慶を狙うべきです。
よくMARCHの附属校に入学するけれども早慶を狙うという人がいますがこれは絶対に上手くいきません。
というのもMARCHの附属校は、そのまま上の大学に上がるということを前提に授業をやっているし、生徒もそういう生徒しかいません。
ですから受験対策は学校で当然やりませんし、周りの生徒も受験勉強をしません。
そのような環境の中ではたして受験勉強が上手にできるでしょうか?
まず無理です。
成蹊、ICU、国学院久我山、国学院、日大二などの半進学校ならば、附属校でも他大学受験をする人が半数以上いるので良い環境かもしれませんが
MARCHの附属校のような完全な附属校では他大学受験はしにくいのです。
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B中学入試は4科入試が主流!!
早いうちから4科の勉強を始めよう!!
現在の中学入試は4科入試が主流です。特に、上位校のほとんどが4科入試です。
また中堅校は2科・4科選択制が多くありますが
昨今4科に変更する学校が相次いでいます。
2007年度入試においては
「跡見学園」「大妻」「法政第一」「実践女子学園」「成蹊」「国学院久我山」「桐光学園」が完全に4科入試の学校となります。
また2008年度入試においては
「富士見」「品川女子学院」が完全に4科入試の学校になる予定です。
当然のことながら進学校は大学入試で実績を出さなければなりません。
合格実績を考えると、初めから4科の勉強をしている生徒を欲するのは当然の流れでしょう。4科の勉強をしていなければ4科入試の学校は受験しても合格できません。
また2科・4科選択制の学校ならば2科の勉強だけやっていても合格できると思いがちですが実際は合格はかなり難しい状況です。
中学入試結果を見てみると、どの学校でも2科受験の生徒より4科受験の生徒の方が合格者数も合格率も高いのです。
2科・4科選択制の学校は実は4科の生徒に有利なのです。
なぜならこの制度は
例えば定員の8割を2科の得点で合格者を決め
残りの2割を4科の得点で合格者を決めるというような制度
だからです。ですから
4科の受験生は2回チャンスがあるわけです。
さらに言えば2科だけの勉強をしている生徒より4科の勉強をしている生徒の方が2科の成績も良い傾向があります。
2科だけの勉強に集中すれば2科の成績がよくなるように感じますが実際はその逆で、2科だけの勉強しかしない人は4科の勉強が回しきれないから仕方なく2科に絞っているという人が多いのです。勉強のコツがつかめていない人が多く、成績もあまりよくありません。
ですから、勉強のコツをつかみ、勉強の質と量をきちんと考えて4科の勉強をなるべく早いうちから始めたほうが中学入試は成功しやすいのです。
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