披露宴の進行
媒酌人を立てない進行では、迎賓(あり・なし)→新郎新婦入場→新郎新婦の紹介(ウェルカムスピーチ)→主賓挨拶→ケーキ入刀(鏡開き)→乾杯→中座→再入場→キャンドルサービス→スピーチ→余興→祝電披露→新婦手紙→花束贈呈→両家代表謝辞(父)→新郎挨拶→送賓、となります。
披露宴の進行を考える場合一番重要なのは「披露宴のトータル時間」です。その次に時間のかかるのが「お色直しの時間」です。トータル2時間15分なのか20分なのか30分なのか。お色直しの時間も和装から洋装や洋装から洋装、髪型のチェンジの仕方や写真の点数などにより時間が異なります。
2時間30分(150分)の披露宴の場合、迎賓から中座まで50分。中座から再入場まで40分かかるとすると残り60分になります。あとは新婦手紙からお開きまで15分。そうしますと再入場後、キャンドルサービスから新婦手紙まで45分となります。キャンドルサービスは卓数により時間が異なりますが1卓約1分の計算です。残りの時間がスピーチと余興の時間になります。
進行を組み立てていくと「あれも、これも」と入れたくなりますが、通常は時間が決まっていてあまり延長することはできません。最初から延長料金を払い時間を確保する方法もありますが、日によってはその部屋を1日に3組受け入れるため、延長できない場合もありますので確認が必要です。
さて、進行に話を戻しますが、大きな流れとしては、@新郎新婦入場から乾杯までA乾杯から中座までB中座から再入場までC再入場からお開きまでの4つの時間帯で考えれば組み立てやすいかと思います。
時間を決めるポイントと問題点ですが、@で問題になるのが「主賓挨拶」です。人により3分であったり中には15分以上話す人もいます。仮に一人15分も話された場合は、乾杯のあとすぐ中座になりCのところで時間調整が必要になります。もし頼めるのであれば「ご挨拶は5分以内で」とお願いするのがいかと思います。
Aの時間帯は@が順調に進んだ場合は、メインテーブルにお客様に来ていただき写真を撮ったり、各テーブルにお二人が行き写真を撮るなど一つ演出を追加することができます。
Bの時間帯はお二人が会場にいませんので、お客様が食事や会話を楽しみ、ご両親がお客様に挨拶にまわったりする時間です。そのほかビデオやスライドを見ていただいたりしますが、上映時間は5分〜10分以内がいいと思います。また、当日になり「どうしても歌いたい」という人がいて、再入場後に時間がなければここで紹介してもいいかと思います。
Cの時間帯では「余興が何分かかるのか」というのが重要です。スピーチや歌であれば時間がよめますが、余興は「ほぼ10分です」とういと、多くの方がその時間を越えています。あまり長い余興は「余程完成度が高く、面白い」ものでなればお客様が飽きてしまいますので正味8分以内がおすすめですので、ご友人などには「5分ぐらいで」と頼むのがいいかと思います。
|